見出し画像

その土地ならではの、テクノロジーとのつきあい方。

今日は、Facebookで流れてきたこんなニュースから。

昨今の社会情勢に加え、
天候の予測外れなどで客足が落ち込んでしまったとき、
すぐにお客さんにきてほしい!というお店が発行する、
「リアルタイムクーポン」。
これ、すっごくいい取り組みですね!

苦境が続く飲食店の売上を下支えすることにもなるし、
仕入れた食材をムダにしないことで、フードロス対策にもなる。
もちろん、お客さんは安く食事ができてうれしい。
まさに、店とお客さんがWIN-WINになる取り組みだと思います。


地域の商店街のお店など、地域密着で常連さんがついていて、
そこまで商売の規模感も大きくないようなお店だと、
大手のクーポンサイトとかで販促しようとしても、
どうしてもチェーン店とかとの消耗戦になってしまいがち。

でも、逆にいうと、必ずしもそこまで規模を追わなくていい商売ならば、
こういったアプリとかにしても、
無理に背伸びして新規の見込み顧客を大量に集めたりする必要もないのかもしれません。

月に数回来るぐらいの「常連さん一歩手前」の人に、月もう1回多く来てもらえるようにしたり、
隣の店には来てるけど、うちの店には来たことない、って人に、うちの店にも来てもらえるように、ってことが実現できればいいのかもしれない。

そんな、つながりがあるお客さんに、ふとした瞬間にお店のことを思い出してもらうためのツールとして、クーポンってちょうどいいですね…!
このアプリだと、クーポン出すためのハードルがとにかく低く、最短1分とかで出せるように工夫されているみたいですし、
たまにクーポンが送られてくる、みたいな感じなら、嫌に感じる人も少ないと思います。


先日、キャッシュレスの話題のときにも書きましたが、
キャッシュレス決済やクーポンサイトなど、どんどん便利なサービスが出てくる中で、
そういったサービスにあまねく対応していく、
それによってマスの顧客を取りにいくということが、
小さな商圏の中で、顔見知りのお客さんたち中心の商売をしている事業者にまで必ずしもあてはまるかというと、必ずしもそんなことはなくて。

その土地の規模感、空気感によって、お客さんとの「つながり方」がどうあるべきか、ということも変わってくるのだろうし、
こうやって「地元の空気感を知っている人」が、その土地に合わせたサービスをローカル視点でつくっていく、ということも、
テクノロジーとのうまい付き合い方、活かし方なのだろうな、と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?