◎春分・しゅんぶん「3月21日〜4月4日頃」《二十四節気》
本格的な春が訪れた
「春分(しゅんぶん)」。
桜を始めとする花々が咲き誇り
春爛漫の風景が
各地で広がりましたね。
さて、
今回も「春分」を
二十四節気をさらに3つに分けた
「七十二候(しちじゅうにこう)」と
「和菓子」とともにふりかえりたいと思います。
始まりは、
《雀始巣・すずめはじめてすくう》
春分の初候
「3月21日~3月25日頃」
雀(すずめ)が子育てのため
巣をつくり始める季節でした。
この時のお菓子としてご紹介したのは
「タケノとおはぎ」さんの
『おはぎ』。
春分の日を中日とする
「お彼岸」にちなんだ和菓子です。
秋は「おはぎ」と
春は「ぼたもち」と呼ばれることが
多いよう。
《桜始開・さくらはじめてひらく》
春分の次候
「3月26日~3月30日頃」
待ちに待った桜の季節。
この時の和菓子として
ご紹介したのは
『桜餅』でした。
関東風の長命寺(ちょうめいじ) と
関西風の道明寺(どうみょうじ)。
どちらも「とらや」さんのもの。
桜庭香るこの時ならではの
お菓子ですね。
《雷乃発声・かみなりすなわちこえをはっす》
春分の末候
「3月31日~4月4日頃」
冬の間はその声をひそめていた
雷の鳴り始める頃。
この時のお菓子として
ご紹介したのは
『苺大福』です。
こちらは「鈴懸(すずかけ)」さんのもの。
瑞々しいあまおうが
餡と大福餅に包まれた
絶品の和菓子でした。
この時から昼間の時間が
少しずつ延びていく
「春分」。
年度の変わり目でもあったため
心新たに迎えられた方も
多かったのではないでしょうか。
続く二十四節気は
「清明(せいめい)」。
夏の気配がほんのり
感じられる時となるでしょうか。
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