![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90462566/rectangle_large_type_2_fea6c9b33acb129816553fd788cc82d3.jpg?width=1200)
◎霜降・そうこう「10月23日〜11月6日頃」《二十四節気》
二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ
「霜降(そうこう)」の現在。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90462156/picture_pc_8a2547788b92b285df1ae23a2d6aec50.png?width=1200)
霜のふるような寒さでなく
今年は小春日和が続きますね。
その中ではいっそう
銀杏の黄金色が輝いてみえます。
さて、
今回も「霜降」を
二十四節気をさらに3つに分けた
「七十二候(しちじゅうにこう)」と
「和菓子」とともにふりかえりたいと思います。
始まりは、
《霜始降・しもはじめてふる》
霜降の初候
10月23日~10月27日頃
朝晩の寒さが
露を霜へと変える季節でした。
この時のお菓子としてご紹介したのは
「福島屋」さんの『紫式部』。
ちょうどこの頃に色づく
「紫式部」の実が飾り
となったかのような一粒。
蓬(よもぎ)の香りの練り切りと
粒餡の相性がとても良くて。
続いて、
《霎時施・こさめときどきふる》
霜降の次候
10月28日~11月1日頃
通り雨である
「時雨(しぐれ)」のふる頃を
意味しています。
京都や岐阜など山に囲まれた
地域でのことのようです。
この時の和菓子としてご紹介したのは
『栗鹿の子(くりかのこ)』。
こちらは「とらや」さんのものです。
鹿の背にある白い模様
に
見立てられた栗の定番のお菓子。
シンプルな味わいにいっそう
栗の風味が際立ちます。
終わりは、
《楓蔦黄・もみじつたきばむ》
霜降の末候
11月2日~11月6日頃
紅葉の季節の幕開け。
木々や山々が少しずつ色づいていく
様もまた美しいのですよね。
この時の和菓子としてご紹介したのが
『亥の子(いのこ)』。
「福島屋」さんのものです。
旧暦十月の亥の日
(2022年は11月6日)に、
これをいただき無病息災や
子孫繁栄を願います。
やわらかな求肥の生地の中には
こし餡が。
瓜坊の愛らしい形も
たまりません。
晴れの日の続いた
「霜降(そうこう)」は
秋最後の二十四節気。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90462190/picture_pc_0a811d509df2b125c54bed9950c0a495.jpg?width=1200)
次のそれからは
とうとう「冬」となります。
秋のなごりの紅葉を愉しみながら
粋に暖をとり過ごしたいものです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90462262/picture_pc_880da3c430f21f9c095a5558735432df.png?width=1200)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?