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#日本の休日【休日シリーズⅧ】

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素敵な「国内の旅先」の情報をお届けしていきます。
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#京都

京都の休日 60 〜【ひらまつ高台寺】日仏の美しさとけ合う初冬のひと時を〜

街中のきらめく時が やってまいりました。 そのような季節に 訪れたくなるのが 「レストランひらまつ 高台寺」さんです。 豊臣秀吉、ねねの愛した 京都・高台寺にあります フレンチレストラン。 京都の食材に彩られた 正統派フレンチを ずっと眺めていたい 京都の美しい景色とともに 堪能できるのです。 ランチメニューの一例を ご紹介いたします。 (お料理の写真はメニュー内容と ことなります。ごめんなさい!) ・栗のフォンダンと黒トリュフ風味の ロワイヤル仕立て 小さなフイ

京都の休日 58 〜瓢亭(ひょうてい)別館】「朝がゆ」染みる初冬、名物の半熟玉子もたまりませんでした〜

初冬の京都へ 行ってまいりました。 ありがたいことに また素敵な場所を訪れることが できましたのでご紹介いたします。 「瓢亭(ひょうてい)」さん。 江戸時代後期より 南禅寺の地にお店を構える 老舗の料亭です。 こちらの別館(本館のお隣)にて 「朝がゆ」をいただけるとのことで 伺いました。 わたしのように 料亭は敷居が高いかしら。 と思われる方にも テーブル席でお食事できる 別館はおすすめです。 さっそく 「朝がゆ」のメニューをご紹介いたします。 どれも朝に嬉し

京都の休日 57 〜おいしい可愛い!食卓まわりの「京」みやげ7選〜

旅の終わり。 「おみやげ探し」を かならずしてしまうのは その余韻を形として持ち帰りたい 気持ちからでしょうか。 今回は、京都でおすすめのおみやげ 7つをご紹介いたします。 1.【やよい】おじゃこ 「おじゃこ」とは、ちりめん山椒のこと。 ちりめんと山椒をお醤油で炊いた シンプルな一品でありながら、 京都の文化が詰まっていて。 海から遠くお魚を保存する必要があったこと、 「山椒」を芽、花、実と愉しむ習わしのあることの 両者が見事に合わさったのが「おじゃこ」なのです

京都の休日 56 〜【智積院(ちしゃくいん)】桔梗美しい夏の総本山へ〜

成田山新勝寺、
川崎大師平間寺、 髙尾山藥王院の大本山、 東京都の高幡山金剛寺。 訪れたことがなくても 一度は名前を耳にしたことのある これらのお寺。 そのすべての総本山が 京都東山七条にある 「智積院(ちしゃくいん)」なのです。 本日は、この「智積院」の魅力を たっぷりお伝えしてまいります。 ✴︎3000余りの寺院の総本山。 冒頭にあげた寺院を始め 3000をこえる真言宗智山派のそれの 総本山となっている智積院ですが 苦難を経て、 今に至っているそうなのです。

京都の休日 55〜【祇をん 萬屋】ミシュランガイドに載る花街の美味しいおうどん屋さんへ〜

香り、のどごし、お味。 その完璧な調和を愉しめる おうどん屋さん を今回はご紹介いたします。 「祇をん 萬屋(ぎをん よろずや)」さん。 華やかな祇園の街に 小さく佇むこちらのお店。 暖簾をくぐると 清らかさと温かさが広がります。 選んだのは、 冷たい「なっとう」のおうどんと 温かい油あげ入りの 「えびな」。 注文を終え、待っていると 「シャキッシャキッ」と丁寧に 葱を切る音が厨房から聴こえてくるのです。 その心地良さに 癒されていると いよいよ おうどんが

京都の休日 54 〜【鞍馬寺(くらまでら)】清らかな空気と優しい言葉にふれるひと時を〜

貴船に泊まり、 足を伸ばしたのは 「鞍馬寺(くらまでら)」でした。 自然の生み出す清らかな空気に あふれる優しい言葉。 それらに心底癒されたひと時のことを 本日は綴ってまいります。 まずは「鞍馬寺」の歴史から。 奈良時代末期の 770年。(今から1200年以上も前のこと。) 唐から苦難の末に日本へいらして 仏教を広めたという 鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟(こうてい) 鑑禎上人(がんていしょうにん)が 毘沙門天を祀りました。 これが鞍馬寺の始まりです。 そ

京都の休日 53 〜【貴船】料理旅館・兵衛さんで過ごした七夕の夜のこと〜

京都の夏の風物詩 「川床(かわどこ)」。 この至福を 「奥貴船 兵衛(おくきふね ひょうえ)」さんにて 味わわせていただきました。 一晩宿泊したために、 夜と朝の雰囲気のちがいも 堪能することができて。 (感謝いたします。) その様子をお伝えする前に 「川床(かわどこ)」のご説明から。 お料理屋さんが川の上に
お座敷をつくり 料理を振る舞うことです。 お客であるわたしたちは、 川の流れがつくり出す「涼」に包まれながら お食事ができるのですね。 それでは、さっそく

京都の休日 52 〜【嵐山】おすすめの観光スポットまとめ(遊びば篇)〜

前回の「レストラン篇」に続き、 「遊びば篇」をお届けしてまいります。 京都・嵐山を堪能できるその 8つのスポットがこちら。 1.嵐山 祐斎亭/あらしやま ゆうさいてい 「四季」と遊べるスポットとなっております! 舞妓さん、芸妓さんのいらした かつての料理旅館としての景色、 『山の音』を随筆した 川端康成のいた風景を ぜひ思い浮かべながらお楽しみください。 2.大河内山荘庭園/ おおこうちさんそうていえん 「山々」と遊べるスポットです! 昭和の名優・大河内傳

京都の休日 51 〜【嵐山】おすすめの観光スポットまとめ(レストラン篇)〜

京都・嵐山。 渡月橋のある風景に、 いつの時代も旅行者は 憧れてしまいますよね。 この絶景に抱かれた お食事処、お休み処 7つを今回はご紹介致します。 (実際に訪れ、また伺いたいと感じたお店ばかりです。) 嵐山よしむら(お蕎麦) 豆腐料理 松ヶ枝/まつがえ(お豆腐) 五木茶屋/いつきちゃや(和食)☆ 老松/おいまつ(和菓子) TEA ROOM KIKI/ティールーム キキ(洋菓子、軽食) PIZZERIA儘/ピッツェリア・まま(ピッツア)☆ 嵐山 MITA

京都の休日 49 〜【二尊院】小倉山で青紅葉と花々愛でるひと時を〜

南の「嵐山」に、 北の「小倉山」。 嵯峨・嵐山の美しい景色を 主役となりつくり出している二山です。 今回はこの大堰川(おおいがわ)の北岸に そびえる「小倉山」の 「二尊院(にそんいん)」を ご紹介いたします。 正式名称は 「小倉山二尊教院華臺寺 (おぐらやま にそんきょういん けだいじ)」。 834〜847年に 嵯峨天皇の勅願(ちょくがん)により 建立されました。 こちらのお寺の特徴は、 「二尊院」の名の通り 「釈迦如来」様と「阿弥陀如来」様の 二尊が祀られてい

京都の休日 48 〜【落柿舎(らくししゃ)】青柿の夏、日本家屋の涼しさに感嘆いたしました〜

晴れ渡る 七月の嵐山。 竹林の小径にさえも熱がこもっているように 感じられる暑い日でした。 そこを抜け、小倉池を通り 向かったのは「落柿舎(らくししゃ)」。 本日は、この場所を ご紹介したいと思います。 「落柿舎(らくししゃ)」は、 松尾芭蕉の弟子 向井去来(むかいきょらい)の 別荘でした。 松尾芭蕉は三度ここを訪れており 長期滞在中に 『嵯峨日記』を随筆しております。 さて、この 「落柿舎(らくししゃ)」、 向井去来(むかいきょらい)が 自ら「落柿舎の去来」

京都の休日47 〜【嵐山よしむら】渡月橋を眺めながら、美味しい「お蕎麦」と「かき氷」を〜

渡月橋のある景色。 何度訪れても 惚れ惚れする嵐山の絶景ですよね。 これを堪能できるだけでも おごちそうなのですが こちらを眼下に 美味しいものをいただける お店があるのです。 「嵐山よしむら」さんです。 蕎麦の実と手打ちにこだわる お蕎麦屋さん。 景色がいい上に比較的お手頃なため これまで行列ができていたり 売り切れとなってしまっていたりで なかなか入ることができなかったのです。 それが今回、幸運にもお邪魔させていただくことが できましたので、その様子をご紹

京都の休日 46 〜【嵐山】夏の風物詩、鵜飼(うかい)に魅せられた夜のこと〜

まるで平安時代に タイムスリップしたかのような ひと時でした。 夏の夜の風物詩 「鵜飼(うかい)」。 これを船上より鑑賞した様子を 今回はご紹介いたします。 場所は嵐山を流れる 「大堰川(おおいがわ)」。 平安時代より船遊びの場となっていた 景勝地です。 夜8時。 こちらの小舟に乗り込みます。 しっとりとした 夜の雰囲気の中を かがり火に向かい 進んでいきました。 かがり火のある小舟には 「鵜匠(うしょう)」の方々が控えていて。 風折烏帽子(かざおれえぼし

京都の休日 45 〜【嵐山 祐斎亭】水鏡に広がる四季とお抹茶を〜

嵐山の四季。 数多くの和歌にも詠まれ 古来より人々に愛されてきた まさに「芸術」ですね。 この麗しい風景をお抹茶とともに 堪能できる場所を 今回はご紹介いたします。 築150年の 「嵐山 祐斎亭(ゆうさいてい)」。 見学可能な アートギャラリーとなっている こちらの場所は 
かつて「千鳥」という料理旅館でした。 京都の舞妓さんや芸妓さんの 憧れだったそう。 川端康成が『山の音』を 随筆した地でもあります。 それでは、さっそく
館内の ご紹介をしてまいります。