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#日本の休日【休日シリーズⅧ】

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素敵な「国内の旅先」の情報をお届けしていきます。
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記事一覧

京都の休日 60 〜【ひらまつ高台寺】日仏の美しさとけ合う初冬のひと時を〜

街中のきらめく時が やってまいりました。 そのような季節に 訪れたくなるのが 「レストランひらまつ 高台寺」さんです。 豊臣秀吉、ねねの愛した 京都・高台寺にあります フレンチレストラン。 京都の食材に彩られた 正統派フレンチを ずっと眺めていたい 京都の美しい景色とともに 堪能できるのです。 ランチメニューの一例を ご紹介いたします。 (お料理の写真はメニュー内容と ことなります。ごめんなさい!) ・栗のフォンダンと黒トリュフ風味の ロワイヤル仕立て 小さなフイ

京都の休日 59 〜【金地院(こんちいん)】特別拝観:八窓席は〇〇好みのお茶室でした〜

南禅寺(なんぜんじ)。 その塔頭(たっちゅう/ 大きなお寺の境内にある小さなお寺)のひとつ、 「金地院(こんちいん)」を 訪れました。 塔頭といっても 東京に暮らす身からすると ずいぶんと立派なお寺。 重要文化財のお茶室などが 「特別拝観中」でしたので 本日はその様子を中心に ご紹介いたします。 ちなみに、 「特別拝観」は ガイド付き(所要時間30分ほど) となります。 その見どころは ・長谷川等伯の 《猿猴捉月図(えんこうそくげつず)》 そして、 ・京都三大

京都の休日 58 〜瓢亭(ひょうてい)別館】「朝がゆ」染みる初冬、名物の半熟玉子もたまりませんでした〜

初冬の京都へ 行ってまいりました。 ありがたいことに また素敵な場所を訪れることが できましたのでご紹介いたします。 「瓢亭(ひょうてい)」さん。 江戸時代後期より 南禅寺の地にお店を構える 老舗の料亭です。 こちらの別館(本館のお隣)にて 「朝がゆ」をいただけるとのことで 伺いました。 わたしのように 料亭は敷居が高いかしら。 と思われる方にも テーブル席でお食事できる 別館はおすすめです。 さっそく 「朝がゆ」のメニューをご紹介いたします。 どれも朝に嬉し

軽井沢の休日 5 〜【ルゼ・クラシック】旧軽井沢の洋館で口福のアフタヌーンティーを〜

軽井沢の街を散策していると つい中を拝見したくなってしまう 素敵な建物に遭遇いたします。 そのひとつが 「RUZE classique (ルゼ・クラシック)」。 雲場池(くもばいけ)にもほど近い 六本辻(ろっぽんつじ)に佇む こちらの石造の洋館は フレンチを中心としたダイニングです。 今回は午後のひと時を過ごすべく 「プレミアムアフタヌーンティー」を 堪能いたしました。 この秋登場したばかりの セイボリーがとくに魅力の アフタヌーンティーです。 さっそくメニュー

軽井沢の休日 4〜【ルゼ・ヴィラ】気品溢れるスイートルーム5室のみのホテル♡秋薔薇と紅葉と星空を堪能いたしました〜

軽井沢のお宿に選んだのは 「ルゼ・ヴィラ -RUZE Villa-」でした。 前回ご紹介いたしました 軽井沢レイクガーデンのお隣にあります。 「ルゼ」はチェコ語で 薔薇の意味。 薔薇に彩られた 「ルゼ・ヴィラ -RUZE Villa-」の 館内はとても麗しいものでした。 さっそく館内とお部屋を ご紹介いたします。 まずは 「ラウンジ」から。 重厚感のある調度品に囲まれる なんともラグジュアリーな空間。 思わず手に取りたくなる 食器や本が並びます。 暖炉のぱちぱ

軽井沢の休日3 〜【レイクガーデン】秋薔薇の季節♡「印象派」好きにはたまらない出逢いが〜

秋薔薇美しい季節と なりましたね。 今回ご紹介しますのは 軽井沢レイクニュータウンにあります 「軽井沢レイクガーデン」です。 園内8つのエリアのうち 4つが「薔薇」が主役という この季節にぜひ訪れたい 庭園となっておりました。 その1つでは 印象派の巨匠たちとも出逢えまして。 それではさっそく園内の ご紹介をしてまいります。 秋薔薇浮かぶ噴水のある 「エントランス」を抜け 向かったのは ・イングリッシュローズガーデン 優美で香り高い 「イングリッシュローズ」

箱根の休日 10 〜【貴賓館(きひんかん)】月見の館にて、美味しいお蕎麦としとやかな芸術鑑賞を〜

本日ご紹介するのは 箱根・小涌園にあります 「蕎麦 貴賓館(きひんかん)」です。 大正ロマン溢れる雰囲気の中 美味しいお蕎麦と しとやかな美術鑑賞とを 一緒に愉しむことができました。 いただいたお蕎麦や 鑑賞した作品をご紹介する前に まずはその歴史から。 大正7年(1918年) 「藤田観光」創業一家の 藤田平太郎男爵の別荘として 建てられます。 その後、旅館を経て、 お蕎麦屋さんに。 現在は 「国登録有形文化財建造物」にも 指定されています。 主室の名は 「月

軽井沢の休日 3 〜【L’ibisco(リビスコ)】暑さほどける新鮮素材の「ジェラート」で旅の休憩を〜

朝晩は秋らしさを感じるものの まだまだのこる日中の暑さ。 旅の途中では 陽をよけ、涼をとる時間も 引き続き必要なようです。 そのようなひと時が 「美味しい」ものであったら さらなる癒しとなるでしょうか。 今回ご紹介するのは ⁡旧軽井沢あります 「L‘ibisco(リビスコ)」さんです。 ⁡新鮮な素材にこだわる ジェラート屋さん。 こちらのジェラートは 毎朝、新鮮な牛乳と生の果物から 手作りされているとのこと。 糖分も最小限、 卵が使用されていないので 口にする

軽井沢の休日 2 〜【涼の音(すずのね)】バター香る果物たっぷりの「フレンチトースト」で迎えた朝のこと〜

素敵なお店の集う 「旧軽井沢」。 こちらにあります 「旧軽井沢cafe涼の音 (きゅうかるいざわ かふぇ すずのね)」 さんにて お朝食をいただきました。 行く道も、登録有形文化財の建物も 旅の気分を盛り上げてくれる 味わい深いものでした。 さっそくご紹介してまいります。 旧軽井沢のメインストリート 「旧軽銀座通り」から数分 木々に囲まれた小径を抜けると 温かみのある建物があらわれます。 それが 「旧軽井沢cafe涼の音 (きゅうかるいざわ かふぇ すずのね

軽井沢の休日 1〜【安東美術館】秋の始まり、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の世界で遊びました〜

「軽井沢安東美術館 (かるいざわあんどうびじゅつかん)」。 ⁡ 偶然立ち寄った美の館が ⁡あまりに素敵でしたので ⁡ご紹介いたします。 ⁡ 2022年秋に開館したばかりの 軽井沢安東美術館は ⁡ パリで最も愛された日本人画家 「藤田嗣治(レオナール・フジタ)」 (1886~1968)の作品を集めた美術館。 その所蔵作品数は、約200点だそう。 このうち120点ほどが 常時展示されています。 館内もとても美しく 鑑賞者に寄り添う空間となっておりました。 さっそく美術

箱根の休日 9 〜【成川美術館】日本画と芦ノ湖と和菓子と。うふふな旅のひと時を〜

箱根・芦ノ湖畔に立つ 「成川美術館(なるかわびじゅつかん)」。 その日本画に 芦ノ湖を一望できる庭園に 箱根スイーツコレクションに 上質な旅の時間を 紡いでいただいたようでした。 さっそく館内の様子をお伝え... とその前にまずは成川美術館の概要から。 1988年(昭和63年)開館。 実業家・成川實(なるかわみのる)氏の 収集された「現代日本画」が所蔵品の中心です。 山本 丘人(やまもと きゅうじん)、 平山郁夫(ひらやまいくお)、 堀文子(ほり ふみこ)、 岡信

箱根の休日 8 〜【箱根ラリック美術館】パリの美しき時代への旅。ジュエリーとスイーツとともに〜

「箱根ラリック美術館」。 フランスを代表する ジュエリー作家・ガラス工芸家 ルネ・ラリックの作品を集めた 美術館です。 その所蔵品の数なんと1500点! (展示されているのは 企画に合わせた200点あまりだそう。) その他の見どころにも溢れた場所のため 時間がたつのをすっかり忘れてしまいました。 (気づけば5時間!滞在していた模様。) さっそくその煌めくポイントを ご紹介してまいります。 ・香水瓶から噴水まで!1500点の珠玉のコレクション ラリックの人生を辿る

箱根の休日 7 〜【ガラスの森美術館】きらめく至宝と音色と景色に心躍るひと時を〜

クリスマスの近づく頃 この場所がいっそう輝きを増す との噂を耳にし 訪れた 「箱根ガラスの森美術館」。 そのきらめく みどころ三つを 今回はご紹介いたします。 ・美しき伝統の輝き イタリアの工芸品 「ヴェネチアン・グラス」専門の こちらの美術館。 水の都・ヴェネチアで 大切に守られてきた 匠の技を存分に味わうことができるのです。 その正確な起源は未だ不明なものの 7世紀にはガラス工房があったとされる ヴェネチア。 15世紀〜18世紀にかけては ヨーロッパ貴族のハー

箱根の休日 6 〜【箱根美術館】紅葉と苔の「美の競演」に息をのみました〜

秋と冬の狭間。 「箱根美術館」の庭園 「神仙郷(しんせんきょう)」が ひときわ美しく 輝き出すのです。 (MOA美術館(箱根美術館の姉妹美術館) 公式YouTubeチャンネルのこちらの動画 ぜひご覧ください。美しいです。) その様子を 本日はご紹介してまいります。 まずは 「箱根美術館」と「神仙郷」の 歴史からご説明を。 庭園の中に美術館を建てたい。 その夢を抱いたのが 箱根美術館の創設者 岡田茂吉(おかだもきち)氏でした。 選んだのは 箱根・強羅(ごうら)の