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#日本の休日【休日シリーズⅧ】

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素敵な「国内の旅先」の情報をお届けしていきます。
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#美術館

箱根の休日 10 〜【貴賓館(きひんかん)】月見の館にて、美味しいお蕎麦としとやかな芸術鑑賞を〜

本日ご紹介するのは 箱根・小涌園にあります 「蕎麦 貴賓館(きひんかん)」です。 大正ロマン溢れる雰囲気の中 美味しいお蕎麦と しとやかな美術鑑賞とを 一緒に愉しむことができました。 いただいたお蕎麦や 鑑賞した作品をご紹介する前に まずはその歴史から。 大正7年(1918年) 「藤田観光」創業一家の 藤田平太郎男爵の別荘として 建てられます。 その後、旅館を経て、 お蕎麦屋さんに。 現在は 「国登録有形文化財建造物」にも 指定されています。 主室の名は 「月

軽井沢の休日 1〜【安東美術館】秋の始まり、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の世界で遊びました〜

「軽井沢安東美術館 (かるいざわあんどうびじゅつかん)」。 ⁡ 偶然立ち寄った美の館が ⁡あまりに素敵でしたので ⁡ご紹介いたします。 ⁡ 2022年秋に開館したばかりの 軽井沢安東美術館は ⁡ パリで最も愛された日本人画家 「藤田嗣治(レオナール・フジタ)」 (1886~1968)の作品を集めた美術館。 その所蔵作品数は、約200点だそう。 このうち120点ほどが 常時展示されています。 館内もとても美しく 鑑賞者に寄り添う空間となっておりました。 さっそく美術

箱根の休日 8 〜【箱根ラリック美術館】パリの美しき時代への旅。ジュエリーとスイーツとともに〜

「箱根ラリック美術館」。 フランスを代表する ジュエリー作家・ガラス工芸家 ルネ・ラリックの作品を集めた 美術館です。 その所蔵品の数なんと1500点! (展示されているのは 企画に合わせた200点あまりだそう。) その他の見どころにも溢れた場所のため 時間がたつのをすっかり忘れてしまいました。 (気づけば5時間!滞在していた模様。) さっそくその煌めくポイントを ご紹介してまいります。 ・香水瓶から噴水まで!1500点の珠玉のコレクション ラリックの人生を辿る

箱根の休日 7 〜【ガラスの森美術館】きらめく至宝と音色と景色に心躍るひと時を〜

クリスマスの近づく頃 この場所がいっそう輝きを増す との噂を耳にし 訪れた 「箱根ガラスの森美術館」。 そのきらめく みどころ三つを 今回はご紹介いたします。 ・美しき伝統の輝き イタリアの工芸品 「ヴェネチアン・グラス」専門の こちらの美術館。 水の都・ヴェネチアで 大切に守られてきた 匠の技を存分に味わうことができるのです。 その正確な起源は未だ不明なものの 7世紀にはガラス工房があったとされる ヴェネチア。 15世紀〜18世紀にかけては ヨーロッパ貴族のハー

箱根の休日 6 〜【箱根美術館】紅葉と苔の「美の競演」に息をのみました〜

秋と冬の狭間。 「箱根美術館」の庭園 「神仙郷(しんせんきょう)」が ひときわ美しく 輝き出すのです。 (MOA美術館(箱根美術館の姉妹美術館) 公式YouTubeチャンネルのこちらの動画 ぜひご覧ください。美しいです。) その様子を 本日はご紹介してまいります。 まずは 「箱根美術館」と「神仙郷」の 歴史からご説明を。 庭園の中に美術館を建てたい。 その夢を抱いたのが 箱根美術館の創設者 岡田茂吉(おかだもきち)氏でした。 選んだのは 箱根・強羅(ごうら)の

【芸術の街・箱根】おすすめの美術館8つをご紹介いたします!

アート好きにはたまらない 箱根の街。 今回は、おすすめの 美術館8つをご紹介したいと思います。 1.ポーラ美術館✴︎印象派の名作揃いの おしゃれなアートスポット! 2002年、開館。 箱根の森にとけこむこちらの美術館には 約10,000点のコレクションが。 その中心が、西洋美術です。 とりわけ、印象派の名作が揃うことで 有名でしょうか。 ピエール・オーギュスト・ルノワール 《レースの帽子の少女》 クロード・モネ 《睡蓮》 ポール・セザンヌ 《ラム酒の瓶のある静物

箱根の休日3〜【星の王子さまミュージアム】大人が魅了される3つのポイント〜

不朽の名作 『星の王子さま』/著・サン=テグジュペリ。 可愛らしい本という 子どもの頃の印象とはうらはらに 大人になり読み返すと そのメッセージが心に響くのですよね。 この世界観がそのままに表現された 「星の王子さまミュージアム」。 今回は、 魅了された3つのポイントを お伝えしてまいります。 ・旅の気分を味わえる「街並み」星の王子さまミュージアムの 門をくぐるとあらわれる 本格的なヨーロッパの街並み。 まるで、フランスの小さな街を 訪れているかのような気分を

箱根の休日 2 〜【岡田美術館】日本画の殿堂で秋のお花見を〜

2013年秋、 温泉地として有名な 小涌谷にオープンしたのが 「岡田美術館」です。 殿堂と呼ぶにふさわしい 450点が展示された美術館。 現在開催中なのが 『花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで』 2022年3月6日(日)~2022年12月18日(日) でした。 これが麗しくて! 5階建ての3階に その企画展が。 円山応挙の 初秋のモチーフ、綿の弾けた実と 愛らしい子犬の描かれた 《子犬に綿図》 酒井抱一 《月に秋草図屏風》や 鈴木其

箱根の休日 1〜【ポーラ美術館】珠玉の作品と出逢いました〜

箱根にあります ポーラ美術館へ行ってまいりました。 現在開催中の 『ポーラ美術館開館20周年記念展  モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に』 とっても素晴らしかったのです! まず出迎えてくれるのは ポーラ美術館の顔ともいえる ピエール・オーギュスト・ルノワール 《レースの帽子の少女》。 ルノワール作品で 一際美しい「青」が 少女の瞳の色となっております。 クロード・モネの 睡蓮がモチーフとなった作品は二つも。 水面の麗しい 《睡蓮》も 橋の美しい

京都の休日 #31 〜いと雅な京の「美術館・博物館」4つをご紹介します〜

京の都の雅(みやび)さは 美術館や博物館にも 反映されているように感じます。 本日は、京都でまた訪れたい 4つの美術館・博物館を ご紹介いたします。 1.福田美術館(嵐山) 2019年10月にオープンした こちらの美術館。 その魅力は、 一、「大人の隠れ家」であるところ 二、巨匠の作品を多数みられること 三、カフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」からの絶景 でしょうか。 一、「大人の隠れ家」であるところ 写真映えするスポットの多い嵐山は 若い方にも大人気。