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京都の休日 #31 〜いと雅な京の「美術館・博物館」4つをご紹介します〜

京の都の雅(みやび)さは

美術館や博物館にも
反映されているように感じます。

本日は、京都でまた訪れたい
4つの美術館・博物館を
ご紹介いたします。

1.福田美術館(嵐山)
2.嵯峨嵐山文華館(嵐山)
3.京都市京セラ美術館(岡崎)
4.京都国立博物館(東山)


1.福田美術館(嵐山)

2019年10月にオープンした
こちらの美術館。

その魅力は、
一、「大人の隠れ家」であるところ
二、巨匠の作品を多数みられること
三、カフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」からの絶景

でしょうか。


一、「大人の隠れ家」であるところ

写真映えするスポットの多い嵐山は
若い方にも大人気。

その賑やかさを愉しむことも
とても好きですが

時々は「静けさ」も味わいたくなるもの。

そのような時に
ゆったりと作品と向き合うことのできる
福田美術館は

まさに、
嵐山の「大人の隠れ家」と
呼べる場所です。

二、巨匠の作品を多数みられること

京都で活躍した画家たちの作品を中心に
1500点の美術作品を所蔵している
福田美術館。

円山応挙(まるやまおうきょ)、 
川合玉堂 (かわいぎょくどう)、
速水御舟 (はやみぎょしゅう)、
歌川広重 (うたがわひろしげ)、
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と

日本を代表する画家たちの作品を
前回の企画展では一挙に
鑑賞することができました。


三、カフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」からの絶景

(こちらは、渡月橋の上から撮影しております。)

渡月橋のある景色を
独り占めできるかのような
特等席。

来館者にだけゆるされた贅沢です。


次回の展覧会は、
『やっぱり、京都が好き ~栖鳳、松園ら京を愛した画家たち』
2022年4月23日(土)~ 7月3日(日)

https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/202110111962

となっております。

福田美術館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
開館時間:10:00~17:00 ※ご入館は16:30まで
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始
https://fukuda-art-museum.jp


2.嵯峨嵐山文華館(嵐山)

福田美術館のお隣にあるのが
こちらの嵯峨嵐山文華館
(さがあらしやまぶんかかん)。

「百人一首」がテーマの
美術館となっております。

その魅力は、

一、畳ギャラリーの美しさ
二、石庭の四季
三、「百人一首」の面白さ

かと思います。


一、畳ギャラリーの美しさ

120畳の大広間を囲む絵画。

その絵画一つ一つも美しいのですが
ギャラリー全体の優雅さもうっとりとさせられます。


二、石庭の四季

めぐる四季を愉しめるお庭。

まるで絵画のようですよね。



三、「百人一首」の面白さ

学生の頃に、
勉強した「百人一首」ですが

その時には字面だけを追っていたような。

酸いも甘いも(多少は)知った今ふれる
百人一首は一味も二味も違います。

お気に入りの一首をみつけながら
鑑賞することが愉しい常設展です。


次回の企画展は、
『花ごよみ ー横山大観・菱田春草らが咲きほこるー』
2022年04月23日(土)〜2022年07月03日(日)
https:///exhibition/detail.php?id=15

となっております。

嵯峨嵐山文華館
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間
https://www.samac.jp


3.京都市京セラ美術館(岡崎)

平安神宮に抱かれるように
佇む京セラ美術館。

建物そのものが
芸術作品といっても過言ではありません。


こちらの魅力は、

一、建築の優美さ
二、絵画でめぐる四季
三、企画展の幅広さ

でしょうか。

一、建築の優美さ

1930年代の日本において多く用いられた
帝冠(ていかん)様式の建築。

和洋折衷の美しきバランスの上に
成り立つ外観と館内です。

その麗しさの中で
美術鑑賞できる幸せを
味わうことができました。


二、絵画でめぐる四季

京都の「四季」は
どうしてこんなにも豊かなのだろうと
訪れるたびに感動してしまうのですが

京セラ美術館の
「コレクションルーム」では

絵画で、春夏秋冬を堪能できるように
なっているのです。


現在は、春のコレクションを
ご覧いただけます。

『[2022 春期]コレクションルーム 特集「絵になる京都」』
2022年4月29日〜2022年7月10日
会場[ 本館 南回廊1階 ]


三、企画展の幅広さ

古典から現代アートまで。

その企画展の幅広さには
驚かされるばかりです。


ちなみに現在は、

『ポンペイ展』
2022年4月21日〜2022年7月3日

会場[ 本館 北回廊1階 ]

『兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~』
2022年3月25日〜2022年5月22日

会場[ 本館 北回廊2階 ]

『森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』
2022年3月12日〜2022年6月5日

会場[ 新館 東山キューブ ]

『川人綾:斜めの領域』
2022年2月8日〜2022年5月15日

会場[ ザ・トライアングル ]

などが現在開催されております。

京都市京セラ美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 *祝日の場合は開館/年末年始(12月28日〜1月2日)
https://kyotocity-kyocera.museum


4.京都国立博物館(東山)

煉瓦造りの建物が目を惹く
京都国立博物館。

通称、京博(キョーハク)。

その魅力は、

一、庭園の面白さ
二、神社仏閣のような空気
三、至宝との出逢い

にあるようです。


一、庭園の面白さ

噴水エリアには
ロダンの「考える人」の彫刻が、

西の庭には
石仏や礎石などが展示され、

東の庭のお隣には
お茶室があるのです。


いずれも重要文化財の
美しき本館(明治古都館)と正門も
望めるため

庭園のお散歩だけでも
愉しい京博です。


二、神社仏閣のような空気

落ち着いた館内。

その静けさと淡い照明が
まるで神社仏閣のような雰囲気を
演出しています。

心穏やかに
作品と向き合うことのできる
素晴らしい空間でした。

三、至宝との出逢い

歴史あるお寺の
秘仏や至宝が

企画展で展示されることの多い
京博。

ここでしか鑑賞することのできない
名宝と出逢える場となっています。


現在はこちらが開催中です。

『特別展 最澄と天台宗のすべて』
2022年4月12日(火)~5月22日(日)
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/tenrankai/saicho_2022.html#anchor_displayitems

京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日、年末年始
※ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館とします。
<2022年度全館休館>
2022年7月29日(金)、10月7日(金)、12月26日(月)~2023年1月1日(日・祝)、3月24日(金)
(庭園のみ入場できる日などもございますので、詳しい日程はこちらよりご確認くださいませ。 )
https://www.kyohaku.go.jp/jp/


今回は、ふたたび足を運びたい
京都の美術館・博物館を
ご紹介いたしました。

日本画の好きな方には
福田美術館嵯峨嵐山文華館が、

現代アートのお好きな方には
京セラ美術館が、

仏像に関心のある方には
京都国立博物館

向いているのではと感じております。


また、嵐山観光中に
福田美術館嵯峨嵐山文華館

平安神宮や岡崎神社を訪れる際に
京セラ美術館

三十三間堂に行かれる時に
京都国立博物館にも

立ち寄るといったことも
おすすめです!

お出かけの参考になりましたら
幸いに思います。

写真・文=Mana(まな)


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