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21-24 駄文・日記・ロンドンの毎日

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留学生としてのロンドンでの毎日。日記(駄文)とロンドンの毎日は重複するため勉強以外のことはここに丸投げ。
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2023年4月の記事一覧

22歳誕生日に添えて

22歳誕生日に添えて

無くしたと思っていた充電ケーブルの根本が返ってきた。バイト先で誕生日を祝ってもらった。少なくとも朝は、空が晴れ渡っていた。そんなところから、22歳が始まる1日を想おうと思う。

2022年21歳、私の目標は「ひとりでいられる強さを持つ」ことであった。具体的には、誰が近くにいてもいなくても平然としていられるメンタルを持つようになること。自分の機嫌を自分で保つこと。自分の生活を自分で回すこと。
前半に

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【日記】2023年4月23日

【日記】2023年4月23日

イギリスのリスは太っている。太っているし、なんかデカい。今日の晩御飯何にすっかなと思いながら大学の帰り道を歩いていたら、木を伝ってリスが下向きに降りてくるのが見えた。見えたけど、すごく愚鈍で太った腹をタプたぷさせながらゆっくりゆっくり降りてきて、それでいいのかなあと思った。

イギリスの日曜日は静かだ。スーパーは12時から16時みたいなハイパー・時短営業をかますし、何より路上に車がいない。大学の周

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【日記】寄り道紀行・ドイツ #2

【日記】寄り道紀行・ドイツ #2

(続き)

カメラと財布と携帯を持ってホテルを出る。さっきのフロントのお姉さんが、私に気がついてにこりと微笑んだ。フランスに行った時に気がついたが、EU圏の国ではイギリスの携帯をそのまま使える。EUを離脱したのに、そういうところは残っている。

ホテルの周りにいくつかご飯屋とスーパーマーケットがある。ちょっと外に出てみれば広い広い空と針葉樹林っぽい木が広がっていて、15時間飛行機の空気を吸い続けた

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【日記】寄り道紀行・ドイツ #1

【日記】寄り道紀行・ドイツ #1

飛行機に乗るということは、待ち時間を過ごすことと同義である。

というのは今私が適当に言った適当な諺だが、飛行機、特に国際線に乗ったことのある善良な市民の皆さんは一度は思ったことがあるだろう。国際線に乗るのは時間がかかるし、余裕を持った行動を求められている。

ちょっくら用事があって、日本に帰った。4日程度である。飛行機のチケットを買った時の数ヶ月前の私はどうやら気が狂っていたらしく、行きはロンド

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【日記】先輩・人生

【日記】先輩・人生

用事がある時以外で会う日本人は、先輩ばかりだ。せんぱ〜〜いご飯でも行きましょうよ、と構ってもらっていると言った方が正しいかもしれない。もうそろそろ彼女たちも帰っちゃうんだなぁと思う。6月に卒業か。ほんで俺は1年後と3ヶ月後に卒業か。早いもんだな。

イギリスに来て、なんとなく日本人というものは単一的で共通文化を持っている人間だと思っていたのが、大きく誤りだったことを知った。当然だが、日本人というラ

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