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劇団四季「ライオンキング」に感動し、心震えた日。

本日の記事も想いが溢れてしまい、2500字超になってしまいました!

お時間ございましたらお願いいたします。



今日は、私が昨年のクリスマスを過ぎた頃からずっと楽しみにしてきた、劇団四季「ライオンキング」の観劇に行ってきた。

場所は東京お台場にある、有明四季劇場。

私は子供の頃からこのお台場、いわゆるベイエリアが大好きだった。この辺りをうろうろとしながら、10代〜20代を過ごしたといっても過言ではない。

それくらい好き。

おそらくは海の近く「水」の近くだから、幼い頃からもう、無意識的に好きだったのだろうと思う。


もう何日も何日も前からこの日に向けて、イメージトレーニングし「サークル・オブ・ライフ」を聴き込み、モチベーションを保って来た。

この日を楽しみに、年末年始を乗り切ったといっても過言ではない。

がんばった、私。

今日はそうそう滅多にない都内への外出なので、私なりの一軍の服に身を包んだ。

私が大好きな深津絵里さんのファッションをイメージ。彼女を想像しただけで、萌えてしまう。

(あ、でもこれは同性としての純粋な憧れの気持ちです。笑)

メイクもしっかりとした。マスカラも塗って。
マスカラを塗ると、いっきに「女」の気持ちが蘇り、気持ちが高まるのだ。



結局のところは、いつも私のコーディネートはだいたい全身黒になる。

黒のショート丈のアウター、黒のロングスカートに、足元は愛用のスタンスミスのスニーカー。
そして、黒のレギンスの下からちらりとのぞかせる靴下だけを、情熱の赤にした。

このビビットカラーをポイントで取り入れる、というのが好きだ。

ひとりで行くから誰も見ていないだろうけど、それでいい。

自己満足だ。


しかし、全身黒で、

(私は魔女か?)

そう思った。あながちそう遠くもない存在であろう。「魔女の宅急便」のキキを思い出す。


電車を使い、一時間半ほどで劇場に到着した。

久々だった。
数年ぶりのこの高揚感。


有明四季劇場

有明の四季劇場は、一階席と二階席があるのだけど、今回の私の席は、一階席。

迫力がものすごかった。


やはり生を観ることは、画面でみるそれよりも、熱の感じ方がまるで違う。

演者の方々の素晴らしい歌とダンス。
そして、彼らの全身から溢れ出るエネルギーというのか、パワーというのか…………


体の奥底から込み上げてくるものがあり、泣いた。
全身の鳥肌が止まらなかった。

「生まれてきてよかった………」

観ていて心からそう思った。


一階席は最後幕が下がったあと、スタンディングオベーションだった。どなたか男性の方が、拍手をしながら「ブラボ〜〜!!!」と言っていて、周囲の人々までもそして私も、もれなく笑顔になったのだった。

(何なんだ……この豊かな空間は………
幸せしかないじゃないか……………)

そう思った。


そして劇中の、心にぐっときた名言がこちら。


「過去から逃げるのか、それとも学ぶのか。
お前はどうする?シンバよ。今のお前は、本当のお前ではない。本当の自分を思い出せ。」

「ラフィキ」という長老猿の台詞


こちらは、ラフィキという長老猿のキャラクターがいて、そのキャラクターの台詞。

(おぼろげな記憶で書いているので、正確ではないかもしれませんので、ご了承ください。)

シンバは、彼の父、ムファサが

(僕のことを助けようとして、崖から落ちて死んでしまった…僕のせいで……取り返しのつかないことをしてしまった…………)

シンバの心情(こちらは私が独自に考えてみたものです)


そのことを、心に病みながら生きていた。

でも真相は違ったのだ。
ムファサの弟、シンバの叔父であるスカーが、兄であるムファサを殺し自分が王となるために、ムファサを崖から突き落とした、これが真実だった。

シンバのせいで、父が死んでしまったのではなかったのだ。

過去に起こってしまった、受け入れられないような出来事を見て見ぬふりして、本当の自分と向き合わずに生きていたシンバ。

ほんの二年程前までの、私みたいだと思った。

自分の繊細さを受け入れることが出来ず、ストレス耐性が高くないことで自分を責めて、そんな自分が嫌いだった。好きにはなれなかった。

でもnoteを始めて、毎日noteを書くことに夢中になって、自分の本当の感情から目を背けることをやめた。

楽な思考に逃げることをやめたのだ。

そうして、本来の心に素直に生きるようになった私は、シンバがそうなったように劇的な変貌を遂げた。

見た目は以前とさほど変わらないと思う。
内面、マインドが変わった。

叩き上げられた、とでもいうのだろうか。
まだまだだとは思うけれど。

やはり、伝統と歴史のある劇団の作品は、重みが違う。

本物のプロフェッショナルの方々を観させていただき、すごく刺激になった。文章に対する私の気持ちまでもが高ぶった。


そうして感激で胸をいっぱいにしていたら、あっという間に公演は終わってしまった。

短い夢だった………

そうしょっちゅうは観にくることは出来ないけれど、また日々をこつこつとがんばって、観に来ることを生きがいにして、精進しようと思った。


そして帰りの道中。

せっかく来たし、と思い台場駅で降りて、ひと駅ぶん歩いてみることにした。

東京湾に浮かぶレインボーブリッジが、見渡せる場所。

小さく見えている東京タワーが、ライトアップされていて、無機質でもありやさしくもあり、色々がカオスな、そんな東京の少し暗くなりはじめた景色が、妙に切なく感じてしまった。


レインボーブリッジと、右の方にかすかに見える東京タワー。お天気があまりよくなくって残念。


(写真に関して、画質が悪く、編集したりのテクニック的なものが皆無で大変申し訳ないです。)


平日だったこともあり、人影もまばらでとても心地がよかった。

ずっとずっと、ひとりきりでこうして、この景色を眺めていたいな……と思ったけれど、子供たちの夕飯の時間に間に合わなくなってしまうと思い、名残惜しく何度も後ろを振り返りながら、お台場を後にしたのだった。


こうして、私が待ちに待っていた、劇団四季祭りは終わってしまった。

幸せだった。

こんな幸せな一日があっていいのだろうかって思って、胸が熱くなった。

帰宅後、家族に夕飯の準備をするのに、くたくたになってしまってしんどくなりそうだ~……なんて心配していたのだけど、不思議と身も心もそして頭も軽かった、とっても。

もしかすると、「自然」に触れた一日だったからかもしれないな、そう思った。

やっぱり私は、自然が心身に合うようだ。



今日のこの気持ちを忘れることなく、また明日からがんばろうと思う。




長文にも関わらず、ここまで読んでくださってありがとうございました。

また明日、おやすみなさい。


記事を読んでいただきありがとうございます☺️これからも真摯に文章を書くことを追求して行きます。よろしくお願いいたします!