男女関係に対する価値観、も人それぞれ。
今日は、男女関係に対する価値観、について思うところがあったので、記事にしたいと思う。
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きのう私は、先日入院した私の母の対応で、一日自宅を留守にしていた。
きのうは休日だったため、夫が家にいてくれたので、子供たちの昼食や夕食の対応はしてくれていた。それなので私は、安心して母の対応に邁進していたのだった。
そんな夫は昨夜は珍しく、会社で古くからの付き合いのある男性の同僚と、久々に二人で飲みに出掛ける、と言っていた。
そのことを数日前に聞いた私は「おー!それはいいね!いってらっしゃいませ〜。」なんて夫に声を掛けた。
私の夫は、とにかく家が好きな人。そして、家族といることが心地いい人。(だと思います多分(笑))
妻の私としてはそのことを、とってもありがたいことだなあ、とは思っているのだけど。その反面「もっと外の世界でも自由に色々な方と話したり、楽しみを見つけたら、よりいいんじゃないのかな〜…」なんて思ってもいた。
夫が夕方には出掛けてしまうので、私はできる限り早く帰宅しよう、と思った。
子供たちもだいぶ大きくなったとはいえ、夜中まで家を子供だけにしておく、というのは嫌だなって思ったからだ。
それでも結局帰宅できたのは、夜の9時を過ぎてしまった。
私が急いで帰宅すると、子どもたちは夫が用意してくれていた夕飯をすでに二人で食べ終え、上の娘はテスト勉強、下の息子は何やらパソコンで熱心にゲームか何かの調べごとをしていた。
(子どもたちも、両親がいなくったって、こうして夜まで問題なく過ごしてくれるようになったなんて、成長したなあ……よかったなあ………)なんて、私は感慨深く思っていたのだった。
そうして帰宅した私が、散らかっていた部屋を片付けたり、キッチンで洗い物をしたりしていると、私の携帯電話に着信があった。
着信の名前を見ると、夫が一緒に飲んでいる同僚の男性からである。
私は、(ああ……またあの二人はやっとるようだなあ…………)などと思い浮かべながら電話に出た。
夫と一緒に飲んでいる男性の懐かしい声が、電話口からしている。
夫が昨夜一緒に飲んでいた古くからの同僚は、私のこともよく知っている人物だ。(夫と私はもともとは同じ会社の同僚でした)
40代前半。女性にとっても優しくて、空気がよめて賢くて、シュッとした顔立ちの、なかなかのモテる男である。
どんなときでも、なんとな〜くの甘い言葉を掛けてきてくれる。おそらくは彼は、天性のモテる男だ。
そんな彼は、私たち夫婦が付き合うきっかけとなった仲間内の集いの席にもいた人なので、私たち夫婦の馴れ初めも、イチから知っている人物だ。
夫とその彼は、昔からの気心知れた仲なので、二人で飲むとテンションが上がってしまうらしい。
昔からそうして二人で飲んでいるときに、同僚の男性は、私にもしょっちゅう電話を掛けてきていた。
(昔っからこの人はやっとることが何も変わっとらんな………(笑))と私は思って、でもたまにだからね、楽しそうで何よりですよ。はいはい。なんて微笑ましく思いながら、電話で話していた。
すると、よくよくその彼に話しを聞くと、今度私の夫とその彼の二人と、昔の集いの仲間内にいた、私とは別の女性二人の計四人で飲まないか?という話しが浮上しているのだと言う。相手方の女性二人もまあまあに乗り気のご様子だ。
その四人での飲み会の席にくる予定である、女性陣二人のうちの一人は、言ってしまえば、私の夫と過去にイイ感じだった女性である。
20代前半だった頃にイイ感じだった二人。
そんな二人がそれぞれに結婚し家庭をもち、何年も経ってから、久々の再開をする……………
ほうほうほうほう。
これは…………
危険な香りがプンプンとするではないか。
「不倫」……禁断の二文字が私の脳内に浮かんだ。
その瞬間、
(これは実に興味深い話しであるな。
ぜひ取材させてほしい……………)
私は、そんなふうに思ってしまったのである。
一般的感覚ならば、ここで夫とその女性の関係性にやきもちを焼き、そのことが気になって、ソワソワとしてしまうのではないだろうか?
うん、そうだよなきっと。
でもそのまんまの私の気持ちは、まったく違ったのである。
むしろ、夫がそうして私とは違う女性に対して、ウキウキワクワクとしてしまうのだとしてもそれは、自然な現象なのではないか……?なんて、私はそう考えてしまった。(不倫関係を推奨する意図はまったくありません。)
夫は、大切な私のパートナーである。かけがえのない。でも、そんな夫は「私のもの」ではない。
夫の心は、誰のものでもない。
それと同じように私の心も、誰のものでもない。
心の中は、自由でいい。人の心は、そんな社会的な決まりや枠組みに、いとも簡単にはめ込めてしまうような、簡単なもんじゃない。
夫が私とは違う女性にそっとトキメクことで、今よりも、より幸せな気持ちを心に抱けるとするのなら、私はそれでもかまわないなって思っている。
夫の幸せは、私の幸せだからだ。
おそらく今日私が心に抱いた感覚は、非常に独特で、万人の方にご理解いただくことは難しいのだろうな〜って思っている。
でも「多様性の時代」。
男女関係に対する価値観も、十人十色、人それぞれでいいんじゃないかな〜?って、私はそう思っている。
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ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。
記事を読んでいただきありがとうございます☺️これからも真摯に文章を書くことを追求して行きます。よろしくお願いいたします!