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負けないで

 心理の大学に入ったけれど、心理療法をきちんと学ぶには、各心理療法の学会、研修会に参加していかなければ、経験を積めなかった。今でも、そうだと思う。
 大学の卒業生つながりで、『動作法』というものに出会った。その当時は、障害児の訓練として盛んだった。徐々に、心理療法に使われだしたころだった。
 『臨床動作法』は、動作を通して心理的問題を改善する心理療法です。

 当時、動作法を学ぶには、各地で開催される一週間宿泊型のキャンプに参加して学ぶことしかできませんでした。その一週間キャンプに3回トレーナーとして参加すると、日本心理リハビリテーション学会のトレーナー資格が授与されるということでまずは3回参加した。

 九州大学大学院人間環境学府附属総合臨床心理センターが主催するやすらぎ荘でのキャンプ2回と、愛知県でのキャンプ1回でトレーナーの資格を取得。

 トレーナーとして参加するのは、学校の先生がほとんどだった。やすらぎ荘は、訓練キャンプの総本山で、一県に一人と決められていたようだ。私が夏、春と二回連続でやすらぎ荘キャンプに出たので、最後の愛知のキャンプの時に、私が参加したから、参加できなかった人がいるんだと文句を言われたのが印象に残ってる。
 この一週間キャンプ、当時は血反吐を吐く感じで過ごしていた。
 やすらぎ荘キャンプのテーマソング的なものがあって、ZARDの「負けないで」がよく流れていた。助けられましたよ、この曲に。

(つづく)

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