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169.出世に比例して孤独感は増す、しかし謙虚さを持てば周囲の声が耳に入る

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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最近は仕事において、出世を望まない人が増えつつあると言われています。責任ばかりが重たくなって、しかも相談できる相手が少ないのがその原因なのかもしれません。でも、本来的には出世をするというのは、自分にとっても会社にとっても利のあることなのです。

確かに出世をしていけばそれに伴い責任も大きくなり、ストレスにも晒されてしまうでしょう。しかし、視野を広く持ったり目下のフォローを通して人間的成長が促されるという側面もあります。これはある程度の負荷がかからなければ鍛えられないこと。きっと実践を通して得られる自分だけの“財産”になるはず。

また、管理職になればその分だけ社員をマネジメントすることになり、やりたいことを実現できる幅が広がるのも魅力です。出世していけばチームの舵取りを自分がしていくことになるため、自分の行動一つが会社の収益を動かし社員の人生を左右することにもなるでしょう。

出世していけばいくほど会社での自分の発言力や影響力が大きくなり、仕事のやりがいも増えてくるのです。そして、会社側にとっても経験値を積んだ管理者が社内にいてくれれば心強く、事業成長にも繋がると言えます。

ただ、そこに問題も生じます。それは出世に比例して“孤独”を抱えてしまいがちという点です。何事も自分で判断し最終決定をしなければならず、社員の裏切りに警戒しつつ仕事をしていれば、必然的に仕事の相談相手も少なくなってしまうでしょう。

それを克服するためにはただ一つ。“謙虚さ”を持つことに尽きると言えます。出世すればするほど自分を偉いと過信して、目下から助けを借りることができなくなります。また、立場や役職がつくことで勘違いして傲慢になってしまいがちです。

だからこそ謙虚で愛らしい人格であることを意識しなければなりません。「この人とまた会いたい」、「この人と一緒に仕事がしたい」そう思わせる善き人格が備わっていれば、コミュニケーションも円滑になり孤独に襲われることはまずないでしょう。

「実るほどこうべを垂れる稲穂」のように低姿勢で愛される仕事人になれば、出世することが楽しくなるはずです。

Q.あなたは出世したい方ですか、それともしたくない方ですか? その理由は何でしょう。


69.「真の楽園」はどこに在り何であるのか