133.会社の歴史を知り、地域の歴史を知り、日本の歴史を知ると心が立つ
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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人に歴史があるように会社にも歴史があります。不思議なもので対象のルーツを知ると、人は愛着を抱きやすい傾向があるとされます。なぜなら、何となく自分と関係ないものだと感じていたものが、自分の手の届く範囲にあるということを実感できるためです。
これは心理学的に見ると、ある事象に関する情報に触れれば触れるほど、それについてもっと興味を持ってしまう“単純接触効果”によるものだと言えます。対象に接しているのは今現在かもしれませんが、自分の知らない過去を知ることで共感を呼び起こすのでしょう。
遠い世界のものであればあるほど、私たちはそれらに関するイメージを持つのが難しくなります。しかし歴史は、自分自身の力で調べたり訪れることができます。そしてその空気を肌で感じることにより、時代や光景など事象そのものに関する情報も増えていきます。
そうなると今度はその由来まで知りたくなり、自然と今に結びつけ親しみを感じるようになります。それこそが“愛着の正体”なのかもしれません。もしも所属する会社に対して、今一つ関心がない人たちが多いと感じるなら歴史を紐解いてみると良いかもしれません。
そしてその目線を自分たちが住まう地域にまで向けると、社会への思いや関心が芽生えてきます。ひいては、生まれた国である日本のルーツを探ると、国民としての誇りを持つことにも繋がるでしょう。
このように環境のルーツを知ることで愛着や関心、誇りを持てるようになることは、自分の人生へ能動的に向き合い心をまっすぐに立たせる機会にもなり得るのです。
Q.あなたは自分のルーツを知っていますか? 歴史を知ることの意義は何だと考えますか。