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184.形式だけの儀式はやらぬがマシ。その最たるが朝礼。やるなら魂を込めて

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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会社において一日のスタートは大切な時間。多くの企業では朝礼が行われていることが多いですよね。朝礼の方法は会社により様々なやり方があります。ただ、種類は異なるにせよその目的は共通するものが多いと言えます。

たいていは同じ職場で働く仲間としての意識付けと情報共有、そして一日の始りを気持ちよく元気に過ごすために行われていることが多いでしょう。ただ、その内容が形式的なものになっており惰性で継続されているケースも少なくありません。

そもそも朝礼は、宗教的儀式や軍隊の点呼から始まったという説もありますが、明治時代の小学校教育の一環として始められた、とするのが一般的です。その目的は「訓話」「伝達」の場づくりともいわれますが、最大の狙いは、それまで集団行動をとったことがない子供達の集団性を育成することであったとされています。

ビジネスの場においては当たり前とされていますが、ムダに働く人の足を引っぱる“悪しき慣習”というものが存在します。もしかすると意味のない会議や稟議などもそれに該当するかもしれません。その大半が時間のロスやモチベーションを落とすことに繋がり、積もり積もって業務効率をダウンさせてしまう場合も多々あります。

それなのに継続することの意味は何でしょう。習慣と言えば聞こえはいいですが、自己満足や他がやっているからというのが実情かもしれません。目的や熱を帯びない習慣は単なる儀式に過ぎず、やるからには魂を込めてやることが肝要です。

これは朝礼などの慣習が悪いという訳ではなく、レガシー(企業遺産)として受け継ぎ残す良い習慣を継続する。そこに意義があるのではないでしょうか。

Q.形式だけの儀式と感じた習慣はありますか? もしあれば、どこを変えればレガシーへと昇華できるでしょう。


84.結果を受けて目を向けるべきは「今あるもの」だけ