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【連載2】新規事業への取り組みで、みんなを幸せにする方法! ~新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」とは?~

こんにちは、吉田です。
前回「100%テレワークで新規事業企画にチャレンジ!」と題して始まった、新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」10回連載の第2回目となります。
(MIXTIAのマガジンはこちら)

今回はMIXTIAとは具体的にどんなプロジェクトで何をしているか、についてお話しします。
ぜひ最後までお付き合いください。

そもそものきっかけは、自分のため?

前回お伝えした通り、「MIXTIA」はDatalympic 2018の決勝チームのメンバーで立ち上げた「新規事業勉強会」の取り組みから発足しました。
新規事業勉強会の中で、サンプルとして新規事業の企画を作ったところ、複数の企画が早く作成できかつその内容もよかったため、勉強会ではなく新規事業を立ち上げるプロジェクトとして「MIXTIA」を発足したというのが経緯です。

では、なぜ各メンバーがMIXTIAに参加しているのか。
「皆さん、今所属している会社に不満があるのでは?」
いいえ違います。
各メンバーは現在各自が所属する企業できちんと働き成果を上げています。
皆さん所属する会社が好きで、その会社で成果を上げることに喜びも感じています。

しかし、「自分の特異なスキルやノウハウをもっと活かしたい!」という欲求を抱えていたのです。
所属する企業の中では、様々な制約があり取り組める内容にも限界があります。
そこで、その制約や限界を取り払い、各自の特異なスキルやノウハウを最大限に活かし、集結させることで、所属する会社ではなしえない成果を上げたい!という理由でメンバーはMIXTIAに参加しています。
つまり、MIXTIAは誰のためでもなく、参加する5人のメンバーのために存在しているのです。

自分のためだけのプロジェクト?いいえ違います!

では、私自身、どうだったのか?
私は新規事業を立ち上げたい企業の支援をすること、そしてその経験を踏まえて新規事業立ち上げのメソッドを改修し完成度を上げることが趣味であり私自身の存在価値のひとつとなっています。

しかし、私の新規事業立ち上げのメソッドは、特定の条件にのみ適合するもので(しかし、その条件に当てはまればかなり高い確率で立ち上がるという自信はありますが)、汎用的なメソッドではないことが私の悩みでした。
更には、晩と土日の時間しか使えないため、支援できる企業数には限界があるのも課題でした。

しかし、MIXTIAなら私が実現できなかった新規事業企画の量産化と汎用メソッドの作成が実現できるのではないか?そう考えました。

前回お話しした通り、日本は欧米諸国に比べて新規事業への取り組みが半分程度、20~30%の企業しか新規事業に取り組んでいません。
その理由が「新規事業立ち上げのノウハウのある人材がいない」です。

であれば、その不足している部分をMIXTIAで補えば、私を含むメンバー全員が幸せになり、かつ新規事業を立ち上げたい企業も幸せになり、その新製品・新サービスを利用するユーザーも幸せになる...という三方よしになる!(古い表現ですが...)という具合です。

MIXTIAのビジョン、みんなを幸せに?

そこで、MIXTIAのビジョンが決まりました。

携わる人々のノウハウや特徴が活かされることで幸せになり、かつ世の中の困っている人が助かったり喜んだりすることで幸せにする

どうでしょうか?
べたな表現で、かつシンプルな文章ですが、このビジョンの中には先ほどのMIXTIAメンバーの想いが込められています。

MIXTIAのミッション、それは新規事業の立ち上げ!

では、MIXTIAのミッションはなんでしょうか?
定義したミッションは以下のようなものです。

特異なノウハウのある個人と新規事業を立ち上げたい企業が参集し、そのノウハウとリソースを活用して今までにない新規事業を立ち上げる

ここで皆さん不思議に思いませんか?
私のMIXTIA立ち上げの目的は2つです。
ひとつは新規事業企画の量産化、もうひとつは新規事業立ち上げメソッドの汎用化です。

実はMIXTIAを進める中で、各メンバーの思考プロセスを洗い出し、またプロジェクトとしてのプロセスを明確化して、メソッドとして定義するには相当な工数と時間がかかることがわかり(そもそも当たり前ですが...)、まずは新規事業企画の量産に集中することとしました。

しかし、その中でもプロジェクトとしてのプロセスについてはできる限り明確化し、広く提供できればと考えており、今回の連載も実はその取り組みのひとつです。

じゃあ、MIXTIAって何をするプロジェクト?

ではMIXTIAの機能はなんでしょうか?
以下のような機能を想定しています。

MIXTIAの機能
① アイデアを生み出す
② アイデアをブラッシュアップする
③ ビジネスモデルを作る
④ テストマーケティング用のビジネスプランを作る
⑤ 上記を企画書に起こす
⑥ デモ/サンプルを作成する
⑦ テストマーケを実施する
⑧ 投資判断用のビジネスプランを作る
⑨ 事業化の判断をする
⑩ 開発する/製造する
⑪ 販売する
⑫ サポートする

これって新規事業の立ち上げそのものですよね。
そうなんです、MIXTIAは新規事業立ち上げるプロジェクトなんです。

しかし、「これはやらない!」というのもあります。以下のものです。

MIXTIAがやらないこと
・資金集め
・販売のみ

しかし、どんどん新規事業のアイデアが湧き出し、事業企画を創出できているMIXTIAに大きな課題が出てきました。

MIXTIAには大きな課題が!

メンバーで議論し、アイデアを事業企画に落とし込む中で大きな課題が出てきました。
それは「開発する機能と販売する機能が欠落している」という課題です。
これは事業を立ち上げる際には致命的な課題です。

メンバー全員が企業に所属しています。
つまり、使える時間は平日の晩のみ。(私は土日も使えますが、他のメンバーは家族の時間を大切にしており土日はNGと言われてしまっていました。残念...)
事業化のためには、想定されるターゲットユーザーへのテストマーケティングから始まり、販売に際しては連携する企業との打ち合わせなど、平日の昼間の稼働は必須です。
しかも、プロトタイプの開発からはじまり本番用のシステムの開発など、開発リソースもありません。
これでは事業化はムリですよね。

MIXTIAの立ち上げ時に、プロジェクトとしてのMIXTIA自体の企画をまず作成しました。
その時からこの課題は認識していましたが、まずはどんな事業企画ができるのか、MIXTIAのポテンシャルを図る意味でもまず進めていこう!ということになりました。

そして、その結果、(前回もお伝えしましたが)アイデアの設定から練りこみ、事業企画への落とし込みから作成までが驚くほど速くかつ高いレベルで進むため、メンバー全員がそのプロセスそのものが楽しく、「この事業企画、どうやって事業化するの?」という大きな課題を横に置いたまま事業の企画を作り続けた...というのが実状です。

しかし、課題が見えているということは、対応策もあります。
今MIXTIAに欠落しているのは、開発するリソースと販売するリソースです。

その2つの欠落するリソースを補ってくれる仲間を探そう!
この連載を開始した理由のひとつがここにあります。

MIXTIAという名前の由来とは?

最後に「MIXTIA」という名称の由来をお伝えしましょう。

今までお伝えした通り、MIXTIAのメンバーは現在5名です。
その5名のメンバーの経歴や経験、持てるノウハウも様々です。
それらの多様なノウハウが混ざり合い大きな価値(事業企画)を生むことを目的としています。

そして今後、MIXTIAに賛同いただいた個人や企業にも参画いただき、目指す成果である事業化が実現できると考えています。

そこで、多様なノウハウが混ざり合い価値を生み成果を出す、という意味で
MIXTA(混ぜ合わせ)+ SCIENTIA(知識)& SAPIENTIA(知恵)
で「MIXTIA」というプロジェクト名を設定しました。(ちなみに、すべてラテン語です)

どうですか?
結構イケてるでしょう!

最後に ~皆さんへのメッセージ~

いかがでしたでしょうか?
連載1回目と2回目で、MIXTIAの設立の経緯と活動内容や存在価値をお伝えしました。

3回目からはメンバー紹介や取り組んでいるプロセスの説明、実際に企画した内容そのものなど、詳細にお伝えしていきます。
楽しみにお待ちください!

なお、本連載をご覧の企業で「新規事業を立ち上げたいが、何かネタが欲しい!」あるいは「新規事業を立ち上げたいが、どうしたらわからない」という企業がおられましたら、ぜひMIXTIAまでご一報ください。

皆さんのノウハウやリソースとうまくMIXTA(混ぜ合わせ)し、新たな事業への取り組みができれば幸いです。

<MIXTIA 詳細情報> https://www.mixtia.jp/

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