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【連載1】100%テレワークで新規事業企画にチャレンジ! ~新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」設立の経緯~

こんにちは、吉田です。

突然ですが、皆さん、テレワークしていますか?
在宅勤務が進む中でテレワークで業務をおこなう方が増えています。
報告や説明などは比較的テレワークでも支障ありませんが、大勢で議論するシチュエーションはテレワークでは難しいですよね。

しかし、議論がメインとなる新規事業の企画をテレワークだけで実施しているプロジェクトがあります。
それが今回から10回の連載でお伝えする、新規事業創出プロジェクト「MIXTIA(ミクスティア)」です。

今回はその1回目。MIXTIA設立の経緯をご説明しますので最後までお付き合いください。
(MIXTIAのマガジンはこちら)

日本企業の半分以上は新規事業に取り組んでない!

皆さん、日本でどれぐらい新規事業が立ち上がっているかご存じですか?

実は日本は世界の先進諸国の中でも新規事業への取り組みが少なく、なんと半分程度なんです。新規事業に取り組む企業も20%~30%と、2/3以上の企業は新規事業への取り組みをされていません。
これって恐ろしいことと思いませんか?

そして、新規事業に取り組まない理由のTOPが「新規事業立ち上げのノウハウのある人材がいない」なのです。

であれば、新規事業に取り組めない企業を支援する活動ができないか?
そこから「MIXTIA」という新規事業創出プロジェクトが発足しました。

私を含めて5名のメンバーが毎月1~2回、完全にネットミーティングのみで運営しています。
まずは今回、MIXTIAが発足した経緯をお話しします。

新規事業って、メチャクチャしんどいけど、メチャクチャ楽しい!

私自身、新規事業をいくつか立ち上げ、その経験をもとに新規事業立ち上げのメソッドをまとめ新規事業に取り組みたい企業の支援をしてきました。

その経験から「新規事業って、メチャクチャしんどいけど、メチャクチャ楽しい!」と断言できます。

ゼロから企画し、自社のリソース(ヒト、モノ、カネ)の制約の中で新しい事業を立ち上げていく。
もちろんすぐにうまくはいかないので、PDCAを回しながら収益ラインに乗せていく。
そこには、その取り組みを実践した人にしかわからない恐怖と高揚感、そして収益ラインに乗った時の達成感があります。

しかし、悲しいかな新規事業に取り組む企業が少ない...

そんなモヤモヤの中で、今私が在籍しているウイングアーク1stで「Datalympic(データリンピック)」というビジネスコンテストを企画し実施するチャンスに恵まれたのです。

データ活用のビジネスコンテストで新規事業にチャレンジ!

ウイングアーク1stは、データ活用のツールを開発し販売する会社です。
単なるツールの提供だけではなく、データを活用することによって企業の発展、ひいては豊かな社会づくりに貢献することを目指しています。

そして、具体的にデータを活用して豊かな未来づくりにチャレンジいただくビジネスコンテストとして「Datalympic」を2018年と2019年に開催しました。(2020年にも開催の予定でしたが、新型感染症COVID-19によって残念ながら開催中止となりました)

もちろん、ウイングアーク1st製品の利用促進という目的もありますが、「データを活用する」という取り組みを世の中に浸透させること、そして新規事業への取り組みを促すことも目的としていました。

参加いただいた企業の多くはSI(システムインテグレーション)事業をされている企業で、実際に申し込まれた方はシステム開発や営業の方がほとんどです。
新規事業に取り組まれた経験者はほとんどおられない中、新規事業のプロセスを経験いただけたことは大いに価値のある取り組みであったと確信しています。

そして、そのDatalympicの中で素晴らしい出会いがあったのです。

175チームのトップ5、決勝チームはそんなに頑張っていない?

第1回のDatalympicは2018年に開催しました。
参加いただいたチームはなんと175チーム。その中で101作品の提出をいただき、全国各地での予選を勝ち抜いた5チームが東京での決勝戦に臨みます。

その5チームのメンバーとの出会いが、この新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」につながるのです。

Datalympicではご利用いただく製品をクラウドでご提供していました。
クラウドですので、参加いただいたチームすべての利用状況を把握することができます。

そして、決勝に進出した5チームの製品利用率を見たところ、真ん中の上ぐらいだったのです。てっきり上位に名を連ねていると思っていたのですが、その予想は大きく外れてしまいました。

ちょうど「データのじかん」というネットメディアでDatalympicを取り上げていただくこととなり、決勝5チームに取材に伺う機会がありました。
そこで各チームにヒアリングしたところ、製品の利用だけでなく、企画の立案から作品の制作、発表まですべてのプロセスにおいて効率を高め成果を上げるための取り組みや工夫がなされていることがわかりました。

この点は非常に重要です。
やみくもに頑張ったのではなく、「どう頑張るか」を設計して取り組んでおられたのです。

「この取り組みをもっと深堀し、多くの方に共有すべきだ!」という使命に燃え、立ち上げたのがウイングアーク1stが運営しているユーザーコミュニティ「nest(ネスト)」での「DatalympicWG(データリンピックワーキンググループ)」です。

このDatalympicWGで決勝5チームに集結いただき、「成果を上げるためのプロセス」の洗い出しと共有を行ったのが、2019年初頭となります。

ビジネスコンテストのエースが集結し「新規事業勉強会」を始動!

DatalympicWGを進めながら参画いただいたメンバーの取り組み方やスキルを把握する中で、それぞれが特異なスキルやノウハウを持っていることに気が付きました。

詳しくは今後のメンバー紹介の回でお伝えしますが、新規事業のアイデア創出に長けているメンバー、新規事業創出のプロセスにこだわりのあるメンバー、散出するアイデアや実現手段のとりまとめが上手なメンバーなどです。

そして、それそれのメンバーとやり取りする中で、
・自分のスキルやノウハウを更に向上させたい
・他のメンバーのスキルやノウハウを把握して自分に取り入れたい
・新規事業のプロセスを学びたい
という欲求を持ったメンバーがいることがわかりました。

そこで、そのメンバー4名とともに「新規事業勉強会」と称して毎月1回~2回、ネットミーティングで議論を開始しました。

そして、新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」の発足へ!

「新規事業勉強会」で各自の得意分野への取り組み方を説明し皆で議論をしていましたが、どうも議論が上滑りするというか核心に触れるような議論になりません。

そこで、実際の新規事業の企画を作りながら、その中で各自の考え方や取り組み方、あるいは進め方を解説し議論することで、より具体的かつ深い核心部分(エッセンス、とでもいいましょうか)を引き出せるのではないかと考えました。
そして、新規事業の企画を始めたところ、驚愕の事態が訪れました。

それは、新規事業のアイデアがどんどん生まれ、そのアイデアが企画としてすごいスピードでまとまり、かつその内容もメンバーの過去の経験上「この企画、すごい!」というようなものばかりだったのです。

これは、私を含めすべてのメンバーが驚きました。
私も過去いくつもの新規事業の立ち上げに携わってきましたが、初めての経験でした。

そこでメンバー全員がおもったのです、「もっと真剣に取り組むべきだ!」と。

そして、その「新規事業勉強会」のメンバーで、新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」を発足させることとなったのです。

では、その「MIXITA」とは何のためのプロジェクトなのか、どんな活動をしているのかについて、次回お話しさせていただきます。

<MIXTIA 詳細情報> https://www.mixtia.jp/



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