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【仮説】国語力がある子の特徴

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「仮説・国語力がある子の特徴」というテーマで話を進めます。

結論としては、さまざまな大人と適切なコミュニケーションを取っていることが大きいと思います。なぜそう思うかというと、私が勤めている学習塾で、国語の点数がコンスタントに高い子が複数人いました。

これらの子どもたちは、特に勉強時間が多いわけではありません。彼らの共通点は、多くの習い事を通じてさまざまな大人と接していることです。

これにはピアノ、バイオリン、バレエなど、学問とは直接関連しない芸術やスポーツが含まれます。また、これらの子どもたちは、相手の話を素直に聞き入れ、わからない言葉や論理がつながらない時には適切に質問ができます。

一方で、勉強の成績が低い子の特徴として、わからない言葉やロジックに出会ってもそれをスルーする傾向があります。これは、彼らとはまったくの逆ですね。

また、周囲の大人が子どもに何かを強制しないことも、これらの子どもたちに共通しています。彼らには自分で物事を決めたいという強い主体性があります。

では、なぜこのような特徴を持つ子が国語力を伸ばしやすいのかというと、まず、さまざまな大人と話すことで多くの言葉や文に触れ、それを無意識的に構造化しています。

これは論説を説く上で必須のスキルです。さらに、多様な視点、考え、意見を受け入れ、それから学ぶことができます。これもまた、国語力を高める重要な要素です。

加えて、スポーツや芸術などの体験を通じて、さまざまな感情変化を目の当たりにし、これが小説を読む上での感情の変化と同様の経験となります。つまり、他者の言動や行動があって、自分の感情が変化し、それが登場人物の行動として表現される—これを体験しているのです。

逆に、素直に大人の考えや周囲の意見を受け入れることができない子は、国語が苦手な傾向にあります。自己主張が強いか、あるいは親や周囲の過干渉によって、受け入れがたい状況にある子も、不安やストレスを抱えがちです。

これらの点を考えると、国語力というのは単に言葉を知っているだけでなく、コミュニケーション能力や感情の理解が深く関連していることがわかります。

この話が参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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