子どもを勉強に向かわせるちょっとしたコツ
以下は音声内容をテキストにまとめたものです。
今回は、子どもを勉強に向かわせるためのコツについて話します。
子どもが勉強しないことで悩んでいる親御さんへ向けた話です。
結論としては、声かけの前提条件を変えることをお勧めします。
最も効果がないのは、「勉強しなさい」という直接的な指示を使うことです。
これで勉強するようになった子を見たことがありません。
実際、200組以上の親御さんと子どもと接してきた中で、「勉強しろ」と言われて素直に勉強する子はいませんでした。
言われなくても自分でやっている子だけです。
特に小6から中3にかけての子どもに対して指示命令を使うと、逆効果になります。
では、どうすればいいかというと、勉強をすることを前提に、選択肢を提供することです。
例えば、「今日は7時から勉強する?それとも8時から?」といったように、勉強を始めることを前提とした声かけをするということです。
すぐに効果が出るかは保証できませんが、勉強することを前提とした声かけを試みてみましょう。
場所を選ばせるのも一つの方法です。
子どもに選択肢を与えることで、内発的動機付けが高まり、勉強に取り組むモチベーションが上がります。
実際に、学習習慣がなかった子が、この方法で勉強するようになったケースがあります。
子どもに何時から始めるか、どの科目からやるかを選ばせ、子どもが決めたことを実行させるだけで、学習習慣が身につきました。
親御さんからは、子どもが変わったと感謝の言葉をいただきました。
この方法で即効果が出るかはわかりませんが、選択肢を提供して選ばせることで、変化が見られる可能性があります。
私の個人的な経験では、4歳の娘がいて、お風呂の時に体を洗ってくれなかったことがありました。
選択肢を提供したところ、自分から進んで体を洗うようになりました。
これは、無理にやらせようとすると抵抗感が強くなるが、選択肢を提供することで子どもの内発的動機付けが高まるという事例です。
まとめると、「勉強しろ」という指示命令では子どもは動かないどころか、拒絶感が強くなります。
勉強をすることを前提に、子どもに選択肢を提供し、選んでもらうことが、子どもを勉強に向かわせるちょっとしたコツになります。
このアプローチが参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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