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見境なく教育費をつぎ込む親

今回は「見境なく教育費をつぎ込む親」というテーマについて話をします。

このテーマに思い至ったきっかけは、「東京貧困女子」という漫画を読んだことです。

この作品はノンフィクションライターの中村淳彦さんが原作を手がけており、内容は地方から東京に大学進学するも、親の経済的援助が十分でなく、経済的困窮から学資金を借り入れ、さらには返済に追われる中で、大学生活を楽しもうとした時の資金不足を描いています。

主に彼女達は、短時間で高収入を得るために夜の仕事、つまり風俗に手を出します。この漫画には、教育に多額の費用がかかる一方で、親の経済力が追い付かず、自分で稼がざるを得ないという現実が描かれています。

この話を通じて、「教育にこれほどお金をかける必要があるのか」という疑問を改めて感じました。

自分が働く塾は、富裕層が多いんです。経済的に豊かな家庭ばっかり。でもさ、いくら金持ちだからって、ここまで教育費に金かける必要あるのかなって、よく思うんですよ。

特に中学受験控えてる家庭なんか、残り1年もないのに、子供の成績がイマイチなのに、「どうしてもこの学校!」って親が決めて、授業をガンガン入れちゃうんですよ。

中には学校休ませて、ここで個別指導受けてる家庭もあるのです。月に100時間、とんでもないことに、160から180時間も授業受ける子もいるんですよ。

去年とか一昨年は、そういうモンスターみたいな家庭がいて、月に180時間も授業受けたら、普通のサラリーマンじゃ払えないような月謝が発生するんですよ。100万は超えますよ。理解不能ですよね。

だって、授業受ければ受けるほど成績がグンと上がるならまだしも、実際はそうじゃないんですよ。

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