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私のことを"わかってくれない"という親

今回のテーマは「わかってくれない親」ということで話していきます。

自分は学習塾に勤めているんですが、その中で、高校3年になる男子生徒のお母さんと電話で話をする機会がありました。

この生徒は2月頃に入塾して、最初は私が担任だったんですが、この電話がきっかけですぐに担任変更となりました。

彼は偏差値50中盤の普通の高校に通っていて、成績はほんと最下層。

受講科目の数学が特に悪くて、赤点ばかりだったんです。

でも、本人の目指す大学の学部は相当レベル高くて、九州トップの進学校の平均ぐらいには入っておかないと厳しいレベルです。

彼には勉強習慣が全然ないもかかわらず、「自分はやれる」という可能性に逃げてる感じでした。

今すぐにでもその腐った考えを変えないと無理ですって感じ。親御さんにも、目指してる学部は進学校の中でも平均ぐらいに入っておかないと入れないレベルだって話をしました。

親御さんが「普通に全然入れるでしょ」という感覚を持ってたら、後々とんでもないクレームになると思ったので、そこはしっかり釘を刺しておきました。「それは分かってます」と言ってたので、そこは安心しました。

で、まだ実際に指導する先生を選んでなかったので、「先生どんな人がいいですか?」とお母さんに聞いたら、「褒めて伸ばしてほしい」って言われました。その時、自分ははぁ?ってなりました。

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