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「失敗の本質」を一緒に考える親子のコミュニケーション

【突き付けられるのではなく決めたことに悔やむのが失敗だとしたら、俺は失敗していない】


一年前
行きたい大学に受からなかった時、息子が言った言葉です。

その時のことは
過去にも投稿しています。


良質な子育てで何より大切なのは【対話】だと思っています。

この言葉は、彼に聞き出したわけではなく、逆に彼から質問を出され戸惑った私に、彼なりの失敗の定義を教えてくれた言葉でした。


辛いことに直面し心を整えたいとき
「壮大な景色を見る」という行動をとるのが私は好きです。

この時も
つらい現実を突きつけられた彼を連れ、
市内を一望できる黄金山の山頂に行きました。

海に近い山頂からは、

我が家
おばあちゃんち
幼稚園
小学校
中学校
遠くまで通った高校
マツダスタジアム
何度も何度も訪れた宮島
試合でよく行ったグラウンド
デートで行ったらしい観覧車

彼の生きてきた18年のほとんどが見下ろせます。

「あの時」聞こえた音や声
周りの人の笑顔や見えたもの…
そんなことを思い浮かべていたかもしれない。

二人で思い出話をたくさんし、
親の知らない話もしてくれました。

今の人生は、この山から見える範囲で動いたことが殆ど。
だけど貴方の人生はまだ長い。
この山から見えない場所へとどんどん挑戦し、人生を築いていってほしい。

というような話をしました。

私の心を整える作戦が成功したのか、
帰りの車の中で

「オレは失敗したと思う?」

と聞かれました。

なんて答えたらいいんだろう?
正直、彼の不合格を失敗だと思っていた私は戸惑いました。

彼は

「突き付けられるのではなく、
決めたことに悔やむのが失敗だとしたら、
俺は失敗していない」

と言いました。


***************

あれから一年

私も選択をしながら歩んでいても
「あの時なんでああしたんだろう…」と悔やむ事が多々あります。

そのたびに、
息子から教わった言葉を思い出し、
「私失敗しないので!」
と自分に言い聞かせ、
悔やまない努力をしています。

その時の自分の選択は正しかった
と自分を認めること


これこそ

【人生の舵を自分でとる】
ことで最も大切なことだと思います。

人生では
「選んでもらえない悔しさ」
に直面することは何度もあります。

選んでもらえなかった事実に振り回されるのではなく、
選ばれようと努めた自分の選択に誇りを持って
次のステージに向かいたいものです。

*****************

彼はこの後、
事態が180度変更し、結局は憧れ挑戦した場所で今学んでます。
18歳なりの考えで、
置かれた場所で咲こうと必死に言い聞かせた数日間は彼を強くしたと思い、これからも何が起きるか分からない彼を応援し続けていきます。


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子どもはいつか巣立っていく。 
それでも私の人生は続くのだから、巣立った我が子に誇れる生き方をしたい! 
そんな自分の道を見つけたい人を応援しています。

  @mami.k.wakku 

◇CBL(コーチビジネス研究所)認定コーチ 
◇エグゼクティブコーチ 
◇最期のストーリー:インタビューライター







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