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薄味信者の2回目の豆腐ハンバーグ

母の料理には、カロリーという概念がない。
戦後の昭和は、飢餓を経験した人たちの不安からか「ご飯はいっぱい出すべき」という人が多かったのだと思う。大盛りご飯や、食卓いっぱいの料理が、幸せの象徴とされていたように思う。

私は過去に太っていたので、母は私を運動部の高校生だと思っているらしい。父も高身長なので、昔はよく食べていた。今は年をとってだいぶ少食になった。

母は割と筋肉が多い。父は男なので筋肉はあるが、運動している割に細いし、代謝も悪い。骨格で言うとウェーブだ。私は父に似たのだろう。YouTubeで見た筋トレを3ヶ月続けても一向に筋肉がつかず、運動をやめるとすぐ筋肉が落ちる。代謝もよくないので、太りやすい。

母は料理が好きだが、そのための知識は「調理法」に全振りしており、栄養学は誰にも教わっていないからかまるでない。緑のものを食べる、健康的と言われてるものを食べる、おしゃれなものが食べたい、食べたことないものが食べたい、好きなものが食べたい、というのが母の料理のベースだ。

自宅のリフォーム期間に、母が広い家の知人宅に居候させてもらっていたことがある。その代わりにご飯を作るという条件で居候させてもらっていたらしい。その時に知人に言われたのが「魚が出てくることが多いですね」だ。無理もない、東北生まれで、親戚に魚屋がいるのだから。幼少期、私も肉はチキンが好きだったし、牛肉=高いものというイメージがあった。食卓に牛肉はほとんど出なかったと思う。鶏肉か豚肉が多く、あとは魚の切り身や、刺身が多かった気がする。そう、食卓に圧倒的にタンパク質が少なかった。大豆製品は多かったが、大豆もタンパク質ではあるものの、私の場合は大豆は筋肉になりづらい。ただ、私は肌が綺麗なほうだと思うので、これは大豆と魚を中心に食べていたからだと思う。


豆腐ハンバーグ定食 刺身付き

量が多い。ハンバーグは拳一つ分くらいある。多い。しかもサーモンの刺身まで出てきた。メインのおかずが二つある。サーモンは安く買ってきたので今日食べないと悪くなるらしい。この豆腐ハンバーグを温泉卵につけて食べてね、と言われたが、味が薄いので卵に合わない。焼き加減は最高だし、タレも美味しいのだが、拳一つ分くらいあるふわふわ豆腐ハンバーグは下味がついていなかった。タレは表面にしか付いていないため、中のふわふわ豆腐でご飯を食べ進めることができない。卵は結局ご飯に乗せて食べた。お味噌汁は、めちゃくちゃ苦手な青菜だった。お豆腐は、海藻と薬味をたっぷり乗せてくれるので、食べやすい。

というわけで、今日もありがとうございました。

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