母飯日記

母が作ったご飯を娘が日記にしていきます。

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最近の記事

桃とモッツァレラチーズのカプレーゼはご飯に合わない

母はおしゃれなご飯が好きだ。さもワインを嗜むかのようなおしゃれなご飯が好きだが、私も母もアルコールアレルギー。全身真っ赤になり、私に至っては大きな虫刺されのような凸凹が皮膚にできる。完全に体質に合っていない。 そんな母だが、ワインに合いそうなご飯が大好きだ。私はご飯に合うものが大好きなので、基本的にタラコ、明太子、キムチ、卵、味噌汁、その辺があれば食事は満足だが、母はおしゃれなものも食べたい。しかし、おしゃれなご飯を出すなら、メインもおしゃれ飯にすべきだと私は思うのだが、お

    • 薬味たっぷりそば

      昼は麺がいい。 というか麺が好きすぎて昼も夜も麺がいい。麺が好きだ。一番好きなのは蕎麦になるかもしれない。 母はそこまで蕎麦が好きではない。毎年いただく蕎麦があるのだが、一人暮らしの時もよく私に送ってきた。私は麺が好きなので、ウェルカムだ。 あと私はシソが好き、大葉が好き、キノコが好き。これは私の大好きなものしか乗ってない蕎麦だ。だがしかし、私は「冷たいそばとキノコ」の組み合わせが好きではない。両方好きな食材なのだが、キノコはそばの邪魔をする感じがするのだ。なんというか、キ

      • いろどりのための野菜

        料理は美しくないと食べる気がしない、というのが、母だ。 見た目が綺麗で可愛くないと、食べる気がしないのだそうだ。 そう、美味しい屋台とかよりも、可愛くて映えるご飯の方が好きだ。 しかし、不味くてもいいというわけではなく、おしゃれな上に美味しいご飯が好きだそうだ。 だが私は、ウマイもんが好き、見た目はどうでもいい、というタイプだし、汚い屋台とかも美味しければいい。そもそも大好きなのは町中華で、おしゃれカフェとかはそこまで居心地の良さを感じない。 この右側のサラダ、きゅうりやア

        • 薄味信者の2回目の豆腐ハンバーグ

          母の料理には、カロリーという概念がない。 戦後の昭和は、飢餓を経験した人たちの不安からか「ご飯はいっぱい出すべき」という人が多かったのだと思う。大盛りご飯や、食卓いっぱいの料理が、幸せの象徴とされていたように思う。 私は過去に太っていたので、母は私を運動部の高校生だと思っているらしい。父も高身長なので、昔はよく食べていた。今は年をとってだいぶ少食になった。 母は割と筋肉が多い。父は男なので筋肉はあるが、運動している割に細いし、代謝も悪い。骨格で言うとウェーブだ。私は父に似

        桃とモッツァレラチーズのカプレーゼはご飯に合わない

          母が作った私の大好物ランチプレートのおにぎりが、でかい。

          私は昔太っていた。 関東で生まれ、両親の実家のある東北に引っ越し、東北で育った。東北は素材が美味い。そこらへんで買った野菜は銀座で提供される味がする。子供ながらに、美味いものや栄養のあるもの、旬のものは美味いと感じるものだ。 母は田舎で育った。「旬のものをたべる」と意識するというより、旬のものを食べるのが当たり前の生活だったのだろうと思う。おかげで私は秋は秋刀魚を食べたくなるし、何となく何か食べたいな、と思うと旬のものだったりする。「旬のものを食べないと」とよく言っていた。

          母が作った私の大好物ランチプレートのおにぎりが、でかい。

          定番にしてほしい漬けマグロ丼。

          我が家には定番料理がない。最初の記事にも書いたが、母は料理で同じものをあまり作らない。なんとなく味付けは似ているが、突然北欧料理が出てくることもある。最近はキャロットラペをよく作っているようだが、私はキャロットラペが苦手なので食べない。人参は食べられるのだが、東京でまずい人参が出過ぎて、少し嫌いになってしまったのと、それと酢が絡み合った味わいがどうも受け付けない。ちなみに人参しりしりは大好き。素材ではなく味付けが苦手なのだ。 今回の漬けマグロ丼は、そんな味覚の合わない母が作

          定番にしてほしい漬けマグロ丼。

          朝起きたら、罪滅ぼしのお弁当ができていた。

          11:30。私の起床は遅い。ニートなので。 正社員で20年近く勤めた会社を辞めた。 入社した時は就職氷河期。就職して正社員になれることは素晴らしいことであった。やっと受かって、したいと思ってもない営業職にしがみついた。私がいた会社は、入社から6年間位はブラック企業であったが、その後は華麗にホワイト企業に変わって、福利厚生の充実した、年収もそこそこのいわゆる「大企業」になっていった。なんで辞めたかわからない。とち狂っていたのではないかと思うくらい、条件はいい会社だ。独身で辞めて

          朝起きたら、罪滅ぼしのお弁当ができていた。

          母が私のために一生懸命ご飯を作ってくれるので、記録していくことにする。

          母は料理が好きである。食べることも作ることも好きである。 一方娘の私は、食べることしか好きではない。 母は、色々な料理を作ってくれる。流行になる食材は大体家にある。 住まいは田舎なので、野菜も豊富だ。さまざまな種類の野菜、ハーブ、食卓を彩るのは野菜が多い。母本人は気づいていないが、魚率も高い。 見栄えにこだわる母のご飯の写真をSNSにあげると、「美味しそう」「おしゃれ」「いいお母さん」などのコメントがつく。そう、私のために一生懸命美味しいご飯を作ってくれるのだ。料理が嫌い

          母が私のために一生懸命ご飯を作ってくれるので、記録していくことにする。