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今週の振り返り#5/17-5/22

【今週した事】

今週は2つの書籍を読み所感を書きました。

● 二十一世紀の資本論
本書は、資本主義を通して、貨幣とは何かについて考えていました。
ここから思うのは、人間の信用によって貨幣というのは生まれいる。
さらに言えば、信用によって経済が成り立ち、社会が回っていると。

貨幣で言うなら、一万円札という24円の紙に、なぜ一万円分の価値がつくのかという事です。
これは相手が一万円で受け取ってくれて、未来もそう思って受け取ってくれるであろうと予測が続いている事で、何気なく平然と24円の紙切れを渡しても、1000円以上のお釣りが返ってくるんだと。

これはよくハラリ氏で言っている「虚構」のことなのですが、
この虚構によって物質の価値を超えた世界が今なのですが、それによって経済は不安定性を帯びていると。
何かの予測の連鎖が途絶えたときに、暴落が起きたりする。

これを防ぐためには、バランスを取らないといけないのですが、本書では「外部」を作ると言っています。
つまり、そのロジックが上手くいかなくなった時の退避する場所が必要だと。

これは今存在していないので、すごく不安定性を持った経済になっているのですが、自分はこれを和らげる存在として「ビットコイン」などの仮想通貨が大きく貢献すると考えました。

ビットコインは、誰にも中央がいないので、外部となる存在なのですが、今の問題は価格の上下幅が大きいという事です。
コロナ真っ最中の時には、50%の暴落を起こしたので、これらがまだ課題というか、中央に支配されないと言いながらも、個人に支配されがちだなと。

● 失敗の本質
本書は、まだ30ページほどしか読んでいないのですが、第二次世界大戦あたりのノモンハンでの日本軍の戦術から考えました。
ここから思ったのは「攻めるのは一瞬にしないといけない」という事です。

なぜなら、攻めるというのは、負ける可能性が高くなるからです。
ここでは曖昧なコミュニケーションによる「情報不足」自分で戦局を悪くしている事が多いなと思いました。
さらに思うのが、自分が都合良い様に情報を見てしまう事によって、誤った選択をしてしまうと。

将棋とかでも攻めると戦局が変わるのに合わせれて、それぞれの駒の連携関係も変わってきます。
自分が攻めているからといって、必ずしも優位とは限らないというか、攻めている慢心によって自分で墓穴を掘ってしまう可能性があるんだなと。

なので、まずは情報をちゃんと集める。そして情報を元に合理的に判断する。
当たり前なのですが、日本軍はこれが出来なかったので、その理由など含めて、来週は考えていこうと思いました。

【今週は何を考え】

▶︎今週考えてた主なテーマ、命題
・価値とは何か
・stay homeは人間を保てるのか
・攻める事と守る事のバランス

▶︎ここから考えてた、思っていた事
「二十一世の資本主義論」を通して、貨幣などについて考えてたのですが、
そこからなぜ何もないところから「価値」が生まれるのか、実態を越える価値が付くのかと考えていました。
この価値の要素として、「希少性・品質・共感性・統一性・一般性」など利用した時の効用が多いほど価値になるんだなと。
価値自体は相手の主観によって決まるからこそ、いかに効用が多いように伝えるかが大事だと思いました。

あまり関係ないかもしれにないですが、メルカリなどで本を買う際に思ったのが、元値が¥2,000以上する本って基本的に値崩れを起こしづらいのかなと思いました。
多分それは、買った人が安く売りたくないからというよりかは、その値段でも売れると思うからであり、高い本ほど効用が大きいのかなと思ったりしました。
自分自身も最近、高価な本を読む時の方が面白いなと気付くことがあり、その本が高いなりに質も良いんだなと感じました。

価値って人が多く使う、見る事で、相対的に大きく上昇するのですが、バブルの様に弾けてしまうものもあります。
それはマーケティングによって作られたものです。
つまり、これなら人気が出来そうだと考えて行った結果なので、その流行りが終わってしまったら、急落してしまうというか、新しい流行に移った瞬間に終わってしまいます。

まさにシュンペーターのイノベーションの様なのですが、
これが下落しないためには「質」が大事だと思いました。
消費されない効用が大事になり、それによって流行から価値になるのです。

まずは何事にも質というそのモノが大事にしている事や、他のモノには代用されないコトがないといけないんだと思いました。

【今週は何に悩んだのか】

▶︎テーマ
「そもそも知らないと気付けない」
「考えがないと批判的になれない」

「二十一世の資本主義論」を読む中で痛感したのが、
今自分が「物事の気付きを増やしたい」と思っていても、その事について少しでも知らないと、発想しづらあいなと感じました。
先週までは、文章を読んで納得して終わってしまうからこそ、気付きを持たないとなと思ったのですが、逆に知らな過ぎて何も感じれない事もあるなと両方のパターンを体感しました。

今週は文章を書ける日と書けない日が明確に分かれていたので、見直して前提知識を増やさないとなと思いました。

多分、何かを極める、出来る様になるには基礎に加えて、他の物を掛け合わせないといけないんだと。
違う物からヒントを貰わないと、新しい事に気づけなかったりするからこそ、色々やってみようと思いました。

【来週は何をしようか】

▶︎来週の意識
その文章から何を言いたいのかを理解する
 →気付くためにも、考えるベースを明確に。

▶︎5月の意識
目的
「自分の武器を作る磨く」
手段
・ファクトをちゃんと洗い出す
・ファクトの意味を考える、浮かび上がらせる
・それが何に繋がるのか、その先どうなるのか考える、
・もっと他の人の視点を参考にして違う視点でファクトを集めてみる。
・かっこうをつけない、貪欲に積極的に

【今週のnote】

5/17 資本主義という新しい宗教。
5/18 贈与論から考える #3
5/19 勝つだけでは不十分だ。
5/20 過去の気付きから気付く。
5/21 贈与論から考える #4
5/22 売買よりも贈与 / 贈与論から考える #5

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