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「メディアリテラシー」と「表現の自由」<その1>

こんにちは☆彡真美です♪♪

SNSの誹謗中傷などが話題になる昨今。大学生の頃に「メディアリテラシー」について、卒業論文を書いたことを思い出しました。

(今思えば、10年経って、あの時勉強しておいてよかったなと思います。)

◆情報を読み解く能力を身につける。

私が学生の頃は、mixiやFacebookが流行った時期です。Twitterは当時はなく、2ちゃんねるに書き込んで楽しむという時代でした。

(懐かしいですね………。)

リテラシーというのは「読み書き能力」のことで、読む力と同時に書く力も含む。情報をうのみにせず、どんな意図で作られ、送りだされているかを自分の頭で判断する。そしてそれを通じて自ら情報発信する力を身につける。

メディアリテラシーとは、メディアから発信されている情報を読み解く能力のことです。イギリスやオーストラリアでは、かなり早くから取り入れられています。

実は、日本はかなり遅れている教育になっており、私が卒業論文の題材に選んだ時は、資料が少なすぎて困ったくらいです。

私の地元はかなり田舎ですが、そういう地域はテレビの情報を100%信じている人が多いということを理解しておいた方が良いと思います。

(実際、私の両親は、新宿で事件が起こったというニュースを見るだけで電話がかかってきたりします。)

私自身もそうですが、東京に来て、実際のテレビ局を見るまでは「あ、テレビ局も1つの会社で、一企業なんだ。」と理解しました。

企業であるということは、商売をしているということです。そこに、収益が伴うのは当然のこと。……と、なると世の中はどんな情報が求められているのか?どんな情報が受けがいいのか?という考えになりませんか?発信する側の立ち位置になってみて、初めて気づきました。

田舎が悪いわけではありませんが、テレビで当時見ていたことが、どうも非現実的な遠い場所の話のように感じてしまい、「リアリティに欠ける」という結果を生み出していました。

これは、現代でも変わりません。テレビの文化でなくなったとしても、YouTubeやニコニコ動画で発信されている動画の意図を受け取っている私たちが、どれだけ理解しているかが大事だと思います。

◆メディアリテラシーの原理原則

国際的な基準でみて、「メディアリテラシー」とは何なのか。それは、下記で構成されているとのことです。

第一の原理「すべてのメディア・メッセージ」は「構成されている」ということ。
第二の原理「メディア・メッセージは、創造的な言語とその原理を用いて作られている」ということ。                                        第三の原理「メディア・メッセージは、多様な人々によって、多様に感じ取られる」ということ。                                       第四の原理「メディア・メッセージは、価値観と視点を有している」           第五の原理「ほとんどのメディア・メッセージは、力や利益を得ることを目的として作られている」

「表現の自由」とは、一言で言いますが、それと相手を誹謗中傷していいとは、また別の話です。

誹謗中傷することで、誰かが得をしていると思った方がいいと思います。

(例えば、感情的に共感してくれる人を求めていたり……etc.)

誹謗中傷を受けた人が亡くなる事件を耳にするたびに、毎回悲しくなります。

誰かを批判することで、誰かが力や利益を得るということがなくなったらいいなと思いますが、私個人としては、そういう情報に翻弄されない自分になろうと思います🌟

情報を読み解く力を身につけて、そういう人が1人でも多く増えたら、必然的に誹謗中傷する人も少なくなっていくと思います。

情報が溢れる現代で生きていくためにも、自分を守る力は身につけていきたいですね。


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