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日本美適進化論:「情緒的利己」と「事実的利他」

ここ2年間、コロナ感染症が流行り出した当初は、得体の知れない不安などによりスピリチュアルや占いなど「情緒的」な情報に傾倒した人も多いと感じていましたが、いよいよ変化への耐性も持ち始めた今日この頃、「事実」としっかり向き合うための情報を取ることが増えたように感じます。つくづくこのように、日々の気付きや思考が降りてくる環境の一つ「日常の健やかな感性」の恩恵によって、日々納得のいく選択が出来ることに感謝しかありません。自分自身が安定していることのメリットは、他の状況を良く見極められることや、ちょっとした違和感を感じて対応しやすくなるという点にもあるのかも知れません。

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社会で満足に生きるために欠かせないのは、どのような状態でいたいのかという自身の想いと、それを叶えるための具体的な環境づくり。それにはまず自分が何に「関心」が向いているのかを丁寧に見極めることも、それがどのように伝わるかも大切です。特に対人関係についてはそれを具現化する重要なステークホルダーですので、自己と他者の希望や願いをどのような関係性で叶えるかということそのものが、環境づくりの一環となっています。まだ十分ではありませんが、自分の人生を起動に乗せつつ思うことは、自分の情緒的な共感を社会(他者)へ求めすぎる時代ではなくなっているということ。社会で起きている事実に関心を持ち、ご自身の情緒的な想いを動機付けとして、事実に基づくエッヂの効いたソリューションを育むことが、これからますます大切だと感じています。

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「究極の自利は究極の利他」という言葉は、ウェルビーイングにも通じるもの。ちょっとタイトルが大げさでしたが、やみくもに自利も利他を扱うよりも、情緒的な動機付けを自利として深め、事実的な背景に関心を持ち利他を追求する姿勢が、ホット&クールな大人対応のヒューマントレンドだと感じる今日この頃です。

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