成長する人、しない人

私が心から尊敬している人たちには共通していることがある。

自分を常に戒めているということ。

彼らは自分に自信がないというわけではない。自らのリーダーシップと行動力で多くの実績を残しているのにもかかわらず、自分にはまだ改善の余地があるのではないかと自問し、努力しているのだ。

それは、理想が高いということでもある。

理想が高ければ高いほど、理想を実現するための課題も膨大だ。だからこそ、課題を解決するために自分にとって耳の痛い話にも耳を傾けるし、どんな人に対してもリスペクトを忘れない。軋轢を恐れず、すべての人やすべての事象と向き合うのだ。

翻って、成長できない人は自己評価が他人からの評価より高い。トラブルが起きても、他人から指摘されても、自分ではない誰かのせいにする。自分に改善の余地があるとは思わない。常に悪いのは自分ではない誰か。他人のせいや環境のせいにしてしまう。そして、そのことにすらも気づかない。

謙虚であることはとても大切です。

謙虚であることは、自分は常に誰かに支えてもらっていると分かっていること。常に自分はみんなによって生かされているんだと周囲に感謝すること。自分にはまだまだ足りないところがあるのだと、まだまだできることがあるのだともがき苦しみ、少しでも成長しようと行動すること。

謙虚でないと成長の機会を失ってしまうのだ。

その事実に気づいてから、私は悪いことが起きたら自分のせい、良いことが起きたら誰かのおかげと思うようにしている。

自分のせいと思うと、自分の抱えている問題・課題が見えてくる。さらに高みを目指せる。

誰かのおかげと思うと自分は本当に幸せだと思うし、感謝の気持ちを誰かに還元しようという新たなモチベーションが生まれる。

自分を戒めることは自分の可能性を広げてくれる絶好の機会なのだ。これからも自分を戒めながら、他人に感謝しながら、理想を高く持ち、自分の可能性を信じて突き進みたいと思います。


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