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お名刺代わりのパウンドケーキ、ようやくうちの子になりました。



この記事で言及している作り方は、家庭、もしくはそれに準ずる規模の分量、機材を用いた場合を想定したものです。
又、私自身の主観であり、一般論と一致しないであろう点もありますので、ご了承のうえお読みいただければと思います。

少し前に嘆いていた、パウンドケーキ納得行くものが出来ない問題、先日ようやく終止符を打つ事が出来ました。


パウンドケーキの4つの基本材料(香料は除く)で、どこまで納得のいく食感と風味が出せるかを検討してあれこれ作って来たけど、やっぱり作り方よりも配合と材料特に粉の問題が大きかったかなという結論になりました。


現役時代からあまり触れ合わなかったから、ほんとに素材と向き合う事からやり直したパウンドケーキ。

作り方があれで大丈夫だと思えたのは、みちさんの、小嶋ルミさんの作り方を参考にしているというアドバイスを聞いて。


そういえば小嶋さんのパウンドケーキの作り方、知らないかも。と、早速本を購入。

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そういえば、こういう料理本買うの何年ぶりだろ?

この手の料理本は玉石混交で真摯に書いてくれるものもあるけど、これで本当に美味しくできるの?と言いたくなるような本も結構な頻度で存在するので、子育てが始まってゆっくり本を読む時間も取れなくなってからは、本を吟味する時間も無くてめっきり手に取らなくなってしまった。

因みに小嶋ルミさんの本は、だいぶ昔、チョコレート菓子の本が素晴らしくて愛読していたので、何の疑いも無く購入しました(笑)
細かな配合と、独自の考えが興味深くて、読み物としても愉しめる本でした。


パウンドケーキの作り方はとても共感できるものだったので、やっぱりこの方向性で良いな。と思えたきっかけになりました。


みちさんや、アドバイスやコメントをくださった皆様ありがとうございました!

そんなわけで、目指すものが定まらないままはじめたパウンド行脚、とりあえず作るうちに、バター感強めでありつつも、口の中でホロホロ崩れるのとは違う、ふわふわむっちりとした感じの生地が好きだな。と思い、粉を変え配合を変え、いじりすぎて一旦沼に鼻まで浸かり。

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100%上白糖にしたら斑点が出た。


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バターの配合強くしたら全然膨らまず。


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型も新調して
バランス見直してみた。
ここまではバターが1番多い配合。


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ようやく操れるようになっできた。
たまご感もあると良いかもと思い、
この辺りから卵の配合も少しアップ。
これは三温糖100%で作って
見事に斑点が出てしまってます。


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だいぶ良い感じ。


焼成温度については、我が家のオーブンでは、
180度/20分→反転させて180度/20分+アルファで様子を見るで落ち着きました。


一般的なパウンドケーキの焼成温度は160〜170度くらい。
業務用オーブンだったらもっと引くくて150〜160度。

って感じですが、我が家のオーブンは火力がやや弱い感じがあり、配合変えたら立ち上がりが悪くなって、温度上げたりと色々試しましたが、今回の配合であれば180度が丁度良い具合に焼けるという結論になりました。


このオーブンもなかなかの曲者なんですよね…。


旦那さんからそんなにオーブンで悩むなら業務用コンベクション買ってみたら?というトンデモ発言がありましたが、そんなもの置く場所と予算か我が家のどこにあるのか。 


そんなわけで最終調整take7

今までのを踏まえて、材料と配合の最終調整です。

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