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脱サラし保護猫カフェを開業。小学生の頃から好きだったエンジニアと二足のわらじで奮闘中。

豆蔵note編集長の小笠です!
今回は、豆蔵のエンジニアリングソリューション事業部(エンベデット領域)でシステムエンジニアとしてご活躍されている我妻 裕樹さんにインタビューを実施しました。

自己紹介

お名前:我妻 裕樹
ロール:システムエンジニア
働き方: フルリモートワーク

2022年入社。前職は電機メーカー勤務で組み込み機器システム開発に従事。2018年に脱サラし、飲食店と保護猫カフェを開業。豆蔵入社後はファクトリオートメーションのプラットフォーム開発プロジェクト等に参加。

キャリアポジション・業務の割合

小学生の頃からプログラミングが好きだった

小学生の頃に初めてプログラミングに触れたときから強く惹かれて、それがきっかけで工業高専に進学し、大学院まで情報系一筋で学んできました。そのため、就職活動では迷わずIT系の職種を志望していましたが、その中でどの業界に進むのかは明確ではありませんでした。
そこで自身の今までの経験を振り返り、何に魅力を感じてこの分野に進んだのかを思い出すと、「プログラムで機械を自分の意のままに操る」ことに面白さを感じていたんです。そこで、機器の中でそれを制御して動かす、という役目がよりダイレクトに見える「組み込み」の業界に進むことを決めました。

猫の保護活動への関心から保護猫カフェを開業

結婚がきっかけで、妻も私も猫好きだったので猫を飼うことにしたんです。そこで、せっかくなら保護されたが貰い手がなかなか見つからない猫を引き取って幸せにできたら、と考えて譲渡会に参加してそこで猫を2匹引き取りました。そこから、猫の保護活動に興味を持ち、自分たちも何か助けになることをしたいなと考えて、保護猫カフェをすることに決めました。開業までや開業当初はやるべきこともとても多く、いきなり人を雇って任せるのも経営的に余裕がなく難しいため、前職の会社を退社して保護猫カフェ運営に注力することにしました。

猫と戯れながらの仕事というもの楽しかったのですが、やはりそれまではずっとIT分野一筋で生きてきた自負もあり、また機会があればその分野で活躍したいという気持ちもありました。

その後、保護猫カフェもオープンから4年ほどたち、経営も軌道に乗り、良いスタッフさんにも恵まれ、自分が主力として手を動かさなくても何とかやっていけるまでになりました。それがきっかけで、また組み込みエンジニアとして復帰しようと志した次第です。

技術的な内容にかなり踏み込んできた豆蔵に最初はたじたじ

前職は電機メーカー勤務でしたが、どうしても自社の従来製品・技術の枠にとらわれがちになり、エンジニアとして先進技術に触れる機会も少なく、視野が広がりにくいところがありました。ですので、エンジニアとして復帰するにあたり、組み込みエンジニアとしてのキャリアを買ってもらえ、かつ幅広い分野の開発・技術に携われる会社、という点を希望として転職エージェント経由で企業を数社紹介してもらいました。

そして、各社の面接を受けた際、他社と比較して豆蔵だけが、修士論文や前職での開発製品についての技術的な内容にものすごく踏み込んでがんがん質問してきたのが印象に残っています。その面接当時はたじたじとなりましたが、終わってから振り返れば「技術についていかに本質的に深く理解しているのか」を見られていたのかなと感じ、そのような技術力を大切にする姿勢に魅力を感じて入社を決意しました。

上流から下流まで一気通貫で手掛けられる裁量の広い環境で働く

まだ入社して1年ほどで担当した業務は多くはありませんが、現在はファクトリオートメーション(FA)のプラットフォーム開発に携わっています。豆蔵としては5人ほどのチームで、私は開発のサブリーダをつとめています。大規模な体制ではないので、要件定義から実装・テスト、チームメンバーの進捗管理や技術的サポートまでなんでもやります。前職の電気メーカー勤務の際にはもっぱら上流工程の担当でしたが、今は上流から下流まで一気通貫で手掛けることができ裁量も広いのでエンジニアとしての総合力が試されている感じがします。

入社して初めて担当した業務は、検査装置システムのソフトウェア設計の可視化・リファクタリングです。エンジニアとして復帰してすぐに、悪く言えば「他人様の作ったプログラムにケチをつける」ような作業で恐縮した覚えがあります。一緒に仕事をさせてもらった先輩エンジニアがUMLやオブジェクト指向設計の達人のような方で、とても勉強になりました。

4年のブランクで技術の変化やエンジニアと保護猫カフェの業務ギャップに苦労

一度エンジニアをやめた後、4年ほどのブランクを経てまたエンジニアに戻りました。4年も経つとこの業界では技術やプロセスが様変わりしてしまいまず。現在携わっているプロジェクトでも、例えばローコード開発やコンテナ仮想化など、少し前までは組み込みエンジニアとしてはほぼ関わりのなかった技術も扱っているので、やはり日々の勉強は大事です。ただ、ソフトウェアの良い設計のポイントや、よりわかりやすいドキュメントの書き方、といった技術はブランクを経ても変わらず生きていると実感できるので、このようなエンジニアとしての背骨になるような技術は引き続き鍛えていかなければと思っています。

また、今まで保護猫カフェをやってきたときには、ひたすらに体を動かして仕事をする体力勝負という感じでしたが、エンジニアに戻ってからは純粋に頭脳労働になったので、ギャップになれるのが大変でした。エンジニアに戻って1年たって、ようやく頭の回転が戻ってきたかな、という感じです。

豆蔵は否が応でも成長出来る環境

豆蔵の良さは、とにかく、レベルの高い技術者たちにもまれて、自分も否が応でも成長していけるところでしょうか。特に私はエンジニアとしてのブランクがあったため、再びエンジニアとしての第一線を目指すにあたっては、豆蔵はベストな職場の一つだったと思います。

豆蔵で一緒に仕事をした社員の方々は皆、何らかの分野において自分よりも秀でたところがあるので、常に得るものがあります。それでいて、新しい技術の吸収にも貪欲なので、「自分もどんどん学ばなければ」という気持ちにさせられます。また、豆蔵のお客様も同じように技術レベルが高い方々が多いなと感じました。

居住地にしばられない働き方

私の場合、リモートワークで一番ありがたい点は「住む場所にしばられずに働ける」ことです。私は三重県在住で、最寄りの豆蔵オフィスは名古屋になりますが、通勤すると片道1時間半ほどかかります。この時間を自由に使えるのはもちろん、なにより通勤などを気にせずに、純粋にやりたい仕事を選ぶことができたのは良い点です。

また、通勤がない分、朝と夕方の時間に余裕があるので、家族とゆっくり触れ合う時間ができました。今は上の娘が5歳、そしてちょうど下の娘が最近生まれて3か月になりますが、保育園への送り迎えにも余裕ができ、最近は上の娘と一緒に夕飯を作るなどもできるようになりました。

休日はロードバイクで山登り

豆蔵で働くようになり、以前に比べて余裕をもって仕事ができており、精神的・肉体的に余裕ができるようになりました。そこで、少し前までは忙しくてやめていたロードバイクに再び乗り始めました。三重県在住で近場に鈴鹿山脈という山々があるので、時間を見つけては自転車で山を登って体を鍛えています。
また、経営している保護猫カフェのほうも順調で、土日や長期休暇など人手の足りない忙しい時にはお店に駆り出されて休みなく働いています。

顔を合わせないからこそ、コミュニケーションは密に

仕事で特に気にかけているポイントは、チームのメンバーとのコミュニケーションを密にとることです。コミュニケーション一つのミスで、自分と相手の意思疎通が取れておらず無駄な作業が発生してしまったり、成果物のクオリティも望んだものが得られなかったり、ということが多々あるため、どんな仕事でも共通してこの点には注意しています。

以前エンジニアとして働いていたときはコロナ禍の前で、オフィスに出勤してチームメンバーとも対面でコミュニケーションが取れる環境でした。
それが、復帰した今ではフルリモートワークで、一緒に開発するチームメンバーもパソコンのディスプレイ越しでしか顔を合わせたことがないという状況で、気軽に顔を合わせて話をするというのに慣れた自分からすると、当初は正直とてもやりにくかったです。
ですので、今はビデオミーティングを活用にして、些細な事柄でもなるべく気軽に会話をするようにして情報共有をするようにしています。

日常作業の自動化・省力化でスキマ時間を有効に

業務やプライベートを問わず、技術の勉強も兼ねてIoTやRPAを利用して日常作業の自動化や省力化を少しずつ進めています。これにより、単純作業にかける時間を減らして、空いた時間をまた勉強などに使えるという正のサイクルに入るとうれしいなという期待を抱いています。
また最近は携わった案件でロボットを触ったこともあり、現実世界での生活についてロボットを使って自動化や省力化ができないか、というのも挑戦してみようかと考えています。

豆蔵に関心がある方にメッセージ

豆蔵の社員やお客様問わず、技術力のある人たちに囲まれて仕事をしたい方にはうってつけの会社です。また、携わる案件にもよりますが、フルリモートワークでも働ける職場ですので、地方在住で自分の技術を発揮したいけどなかなかその場がない、という方にもピッタリだと思います。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
弊社にご興味をお持ちいただけましたら、こちらの採用ピッチ資料や採用サイトに詳しいことが記載してありますので、ぜひご覧ください。

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