今更ながら、『花束みたいな恋をした』を観た。
※ネタバレ注意。ですが、きっと今更まだ観ていない人は少ないですよね。
絹が麦に教えなかった花の名前は、”マーガレット”だった。
花だけではなくて、一緒に行った場所や観た映画、聞いた音楽、食べたご飯、観た景色も。
二人で過ごしたどんなものだって、それに触れるたびにお互いのことを思い出してしまうのに。
他人と、自分の人生を一緒に歩んでいくってやっぱり難しいんだな。
若いからというのもあるけれど、”学生から社会人になる期間に付き合っているカップルは、だいたい別れてしまう説”があるんじゃないかと思った。
この映画は2年前に上映されたもので。
なかなかタイミングがなくて、やっと観ることができたけれど、おもしろかった部分もたくさんあった。
友達からは、『絶対好きな映画だと思う』とか、『映画自体が私っぽい』とすすめられてきた。
確かに、日常や雰囲気が自分っぽいなと思うし、好きなジャンルでもあった。
でも今の自分には、共感できる部分ももちろんあるけれど、何かが足りなくて、心に響くものが少なかった。
なんだろう、2年前に観ていたら、『このままでいいのに』と思っていたのかしれないな。
大人になって、環境も変わって、価値観も変わって、人間関係も変わって。
”離れる”ってことは、お互いに成長している証拠だとも思う。
結局二人はそれぞれ違うけれど、いい道に進んでいたし、二人の思い出もいいものになっていた。
『”別れ”は悲しいものだけではない』ということを、改めてこの映画を観て感じた。
読んでくださり、ありがとうございました^^