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夏の余韻、秋の気配|酒と肴 その八

Q:飲まない夜、お酒のことを考えると胸が苦しくなります。恋でしょうか?
A:依存です。アルコールの早期離脱症状と思われます。

クーラーの部屋にこもった今年の夏。遠出をしなかったせいか、いまいち夏を味わった気がしません。

noteを見返せば休日は朝からビール、ゴーヤチャンプルーも、痺れる辛さのよだれ鶏も作っています。それなのに物足りなく感じるは、依存ではなくお酒に恋をしているからと信じたい後厄系の男子です。


​​この「○厄系男子(女子)」(○には前・本・後が入る)という言葉、“若者には無い大人の嗜み“的なキャッチコピーにしたかったのですが、調べると厄年って2歳からあるんですね。

それはさておき物足りなかったのは、夏に体が求める「苦い料理・辛い料理」は食べたのに、「酸っぱい料理」を食べていないからと気づきました。


で、作ったのがこちら。

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カルディで買った塩レモンのパスタソースには、パルミジャーノと黒胡椒を心行くまでかけて。タコと鞍掛豆(*最後に注釈あり)のサラダは、レモン果汁を絞って彩りに皮も使いました。合わせるお酒は、薄切りにしたグリーンレモンをたくさん入れた泡盛のソーダ割。

朝晩が涼しくなってきた夏の終わり、酸っぱい×酸っぱいの饗宴でようやく夏を満喫することができました。
サラダと泡盛に使った国産のグリーンレモンは秋が出始め。これから冬にかけて黄色く色づいていくそうです。確実に季節は移り変わっていきます。

ちなみに今年の夏はすっかり猛暑の印象ですが、関東地方の梅雨が明けたのは8月に入ってから。7月は肌寒い日が多かったのを忘れていました。


後厄系男子とか言っていないで、ボケ封じのお守りでも買った方が良さそうです。

メニューと材料
・塩レモンパスタ(塩レモンパスタソース、パルミジャーノ・レッジャーノ、黒胡椒)
・タコと鞍掛豆*のサラダ(タコ、鞍掛豆、ミニトマト、グリーンレモン、オリーブ油、塩)

*鞍掛豆(くらかけまめ)
皮の黒い模様が特徴な青大豆の一種。長野ではひたし豆にして食べることが多いです。
海苔のような香りがあるのでタコと合わせてみましたが、手作りドレッシングを失敗して全ての素材が自己主張して譲らないという残念な結果に。まるで先日仕事で遭遇した地獄のようです。
酒と肴|その七 のみませ なつのパン祭り
酒と肴|その九 後始末の煎り豆

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