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お香、ちいさな一本で深い香りの世界を楽しむ

あれっ・・・と思ったらクチナシの白い花が咲いているのを見かけました。この季節、あま~い香りが印象的ですね。


今回は、気軽にお香を日常にというテーマです。
香りを楽しむメリットなど参考になればと思います。



お香、静けさが満ちている感じ

良いなと感じる香りは、個人でそれぞれ違うもの。
自分の好みにあった香りは本当に気分を和ませてくれますよね。



洋風なエッセンシャルオイルはおしゃれっぽい。でも、お香は地味といえば地味ながら和風な落ち着きを醸し出す奥行きがあります。お部屋にほんのりと贅沢感をつくり出してくれます。



フッと漂う香り。頭の奥で過去の記憶につながる独特な世界が広ります。
こんなに手軽なのにね。


ゆっくりとした時間が流れる


お香の魅力。個人的に感じるのはこの3点。

①焚いた場所がきれいになっていく(感じがある)

お掃除の後など玄関やトイレで焚いたりします。仏様に供えるものとしてお香が使われていたから和風のやすらぎといった感じで場がキレイになる。


②特定の記憶を想い出し一瞬で違う世界に行ける

心地良いだけでなく、香りは頭の中に広がり一瞬で記憶を引き出してくれる。きっと誰にでも香りで想起される記憶があるのではないでしょうか。



私は白檀の香りをかぐと、亡くなった母が夏に使っていたお扇子を思い出します。


③残り香も楽しむことが出来る

お香を焚いた後そこに残っている香りも楽しめる。
本当にかすかな香りですが、異空間に行くような気分になれる。


昔の日本人は着物に焚き染めたり、残り香(のこりが)で好きな人のことを思い出していたとか。繊細な香り嗅ぎ分ける力って、きっと現代人より強かったのでしょう。



使ってみて良かったお香

さて「お部屋を浄化する」ということを聞いてからはより積極的に取り入れるようになりました。というわけで「これは!」と思ったものをいくつかご紹介します。


平等院の「鳳凰香」
「その清艶でのびのびとした芳しさを再現した薫香です」とありました。
ちょっと高貴な感じ。

確か1500円くらいだったかな


奈良室生寺の「宀(べん)一(いち)香」 
落ち着きたい時におすすめな香り。お寺っぽい香り。
室生寺は、自然に恵まれた緑豊かな素敵なところでした。

赤い箱が印象的



奈良国立博物館「羊木の屏風」
羊が樹の下で佇む絵が可愛いですね。お香は紫色をしてます。ちょっとスッとする香り。たくさん入ってるので気軽に使ってます。

「神秘的で高潔な蓮の香り」とありますね


善光寺「善光寺香」 伽羅(きゃら)の高貴な香り う~ん確かに。
まさにお寺の香りです。好き嫌いがわかれるかな・・・。

箱のイメージ通りの香り


京都薫玉堂 
横浜にお店があります。お店にはたくさん種類があっていろいろ迷いました。😅

左側の「宇治の抹茶」本当に馥郁(ふくいく)とした香り。
これ、大正解! 
この箱のシリーズはどれも素敵な香りでした。

右側の木箱入りの「老山白檀」はちょっと高価。
3300円!インド産老山白檀の爽やかな香り。
温かさと甘さを感じる最高品質です。


木箱に入ってて高級感あふれますね

鬼頭天薫堂 「華ごころ」
鎌倉の小町通にお店があります。ラベンダーがスッと香ります。
けむりが少な目なので煙いのがイヤな人にもおすすめ。

普段づかいに 箱の色もきれい


香りを伝えるのって難しい~。(-_-;)



価格よりも好みで選ぼう


香り成分には、実際に癒し効果があるという研究や実証データもあります。一日の始まりやちょっと気分転換に、就寝前のくつろぎのひと時などにもおススメ。


仕事とプライベート、四季折々に応じて香りを使い分けてみるのも楽しそうですね。それに、どうやら高価なものが良い香りというわけでもなさそうです


あくまでもあなたの好みで選ぶと良いと思います。
もっともっと日本の伝統文化をカジュアルに楽しんでみよう。


お読みいただいてありがとうございます。😊


記事がお役に立てれば嬉しいです。自然こそ私たちのお手本。自然や周りの人を大切にする日本の心を取り戻したい。サポート大歓迎。