シンガポールは世界5位、アジア首位のスマートシティ
スイスに拠点を置く世界トップクラスのビジネススクールIMD(International Institute for Management Development/国際経営開発研究所)が毎年発表している「スマートシティインデックス」。
各都市がどれくらいスマートシティなのかが一目でわかるランキングです。
世界トップ3はチューリッヒ、オスロ、キャンベラ
2024年の最新版が発表され、シンガポールは世界5位、アジア首位となりました。
昨年は世界7位だったので、2位の躍進です。
世界首位はチューリッヒ(スイス)、2位はオスロ(ノルウェー)、3位はキャンベラ(オーストラリア)。
アジアでシンガポールに続くのは、13位の北京、16位の台北、17位のソウルなど。
日本は東京が86位、大阪が95位でした。
スマートシティインデックスとは
スマートシティとは、市民が質の高い生活を実現するための、インフラとテクノロジーが機能している都市のこと。
スマートシティインデックスは、IMDが2019年から毎年発表しているスマートシティのランキングで、2024年は世界142都市が対象。市民からの調査回答と経済データを組み合わせて、AAAからDまで10段階で評価し、その結果をランキングにしています。
具体的には、デジタルアクセシビリティ、衛生設備、医療、大気汚染、緑地、交通などを評価。
スマートシティの経済的・技術的側面と、スマートシティの「人間的側面」(生活の質、環境、包括性)にバランスよく焦点を当てて、スマートシティ指数を導き出しています。
IDMはこの指数を活用して、各都市がオープンネス(開放性)、イノベーション(革新性)、インクルーシビティ(包括性)、サステナビリティ(持続可能性)をさらに進歩させ、不確実性が高まる未来に備えてほしいとのこと。
スマートシティインデックスには、各都市の前年度対比も明記されていて、その成果もわかるようになっています。
2024スマートシティランキング(世界トップ10)
チューリッヒ(前年1位)
オスロ(前年2位)
キャンベラ(前年3位)
ジュネーブ(前年9位)
シンガポール(前年7位)
コペンハーゲン(前年4位)
ローザンヌ(前年5位)
ロンドン(前年6位)
ヘルシンキ(前年8位)
アブダビ(前年13位)
2024スマートシティランキング(アジア)
シンガポール(世界5位)(前年7位)
北京(世界13位)(前年12位)
台北(世界16位)(前年29位)
ソウル(世界17位)(前年16位)
上海(世界19位)(前年25位)
香港(世界20位)(前年19位)
2024スマートシティランキング(主要都市)
ニューヨーク(世界32位)(前年21位)
パリ(世界49位)(前年46位)
バンコク(世界84位)(前年88位)
東京(世界86位)(前年72位)
大阪(世界95位)(前年98位)
スマートシティインデックスについてもっと詳しく知りたい方は、IMDのサイトへ
公開データはこちらです ↓↓↓
https://www.imd.org/wp-content/uploads/2024/04/20240408-SmartCityIndex-2024-Full-Report-2-1.pdf
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