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これが”僕ら”の経営理念です。

前回の投稿で、自分たちの想いの詰まった事業にしていくために、「経営理念」を完成させたというお話を書きました。

こちらの写真にあるのが、完成した経営理念です。
「食の始まり」である農家さんからスタートです。
次に、大豆をトラックに載せて運送してくれる運送屋さんがいます。
その大豆を保管し、各豆腐屋さんに配達する僕ら大豆問屋がいます。
(直接、農家さんから大豆を受け取ることもあります。農協さんとか細かいことは省いております。)その大豆を加工し、豆腐や納豆、味噌、醤油、黄な粉、煎り豆などにする製造業者さんがいます。
その製造業者さんから、私たち生活者の食卓まで届きます。

畑から食卓まで。このルートには見えない問題があります。
生産者の「想い」をのせた襷が途中で切れてしまっているのです。
流通が発達すればするほど、効率化の中で、この襷はどこかへ行ってしまい、次に渡す人がいません。
コンビニ、スーパーが僕らの町にたくさん立ち並び、流通の発達の恩恵もしっかり受けている僕らですが、「過ぎたるはなお、及ばざるがごとし」。
何事も行き過ぎは良くありません。

また、「想いの襷」がないから、みんな好き勝手な事いいます。
見えなくなったものに人は非情なほど、無関心になります。
よって、様々な問題が起こります。その問題は僕らにとって悪影響を与えます。積もり積もって小さな問題だったのが既に大きくなっていたりします。でも、そんな問題は都合が悪い人たちにとって、見えなくさせられていると思います。その課題の克服は、まめ乃家出店地域の仲間やお客様と、いつかよく話し合いたいと思っています。

また、「想い」って片想いじゃないほうがいいですよね。
想いが繋がったら、その想いを受けた人の想いも届けたい。
お客様の声も、農家さんに届けたいわけです。
「想い」には手紙のように、行ったり来たりする循環があった方がいいです。その循環の中にいる人たちは既に「共同体」といっていいと思います。
そんな意識でつながったら、いつかみんなで集まりたいなー。

それと「笑顔」って最強ですよね。
笑顔の人を見ると、自分も嬉しくなります。笑顔で繋がると、人は幸せになります。
笑顔では人に怒れない。笑ったまま怒るのは竹中直人しかできません(笑)
僕らは”大豆”でお互いに笑顔で喜び合う関係性を作りたい。
シンプルにそれだけなんです。

出典:松場登美 「根のある暮らし 石見銀山の暮らしで見つけた31の気づき」一日一語日めくり 発行・発売元:㈱石見銀山生活文化研究所より

そんなことをたくさん考え、話し合いました。
ネガティブなことは吐き出したら一旦、横に置いておいて。
自分たちが幸せだと思う世界を一生懸命イメージしました。

「心想事成」という言葉があります。
西荻窪にある群言堂さんのお店で購入した日めくりカレンダーで知った言葉です。心に想った事が成る。そう信じて生きていけば良かったんですね。
知らなかった~。
当たり前のようなことですが、そう考えて生きてこなかったな~。

いつかこの経営理念で表した言葉のように、
「大豆でつながるSmile&Happy」な地域社会を自分たちで作り出せたらいいな。って思います。
そんなこと想像しながら、明日また大豆と向き合ってきます。
みなさんと僕らの笑顔と幸せのために。

つづく

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