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パニック障害に先天的な要素は関係あるの?

パニック障害とは

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。
厚労省:知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルスより引用

この辛いパニック障害。私も10年近くの間パニック障害に悩まされたという経験があります。もうだいぶ前の経験で色々と忘れかけている部分はありますが、辛かった記憶は今でも鮮明に残っています。

芸能人でも多くの方が悩んでいるという報道がなされています。「King & Prince」(キンプリ)の岩橋玄樹さんや「Sexy Zone」の松島聡さん、お笑いコンビ中川家の兄の中川剛さんなどが罹患したことを告白しています。最近では歌手のsoweluさんが苦しんでいるという報道がされました。

パニック障害の患者数は人口の2~3%程度で、発作だけなら国民の10人に1人が起こすといわれています。


パニック障害は先天的要素と関係あるのか?

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先天的要素との関連を「遺伝的な素因が関与しているという報告がいくつもあります。発達障害の人がパニック障害を起こす比率は非常に高く、発達障害のない人の倍だといわれています。
東洋経済オンラインより引用

以上は東洋経済オンラインより引用しました。この記事や他の医学書などを読み総合的に判断すると、先天的要素はパニック障害に深く関わっているということが分かります。

引用文に書かれていた発達障害にはいくつかの種類があります。
✅以下発達障害の種類
・自閉スペクトラム症(ASD)
・注意欠陥・多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD)
・チック障害、吃音(症)

先天的に脳の一部の機能に障害があることが原因とされていますが、脳領域に関しては分かっていないことがとても多く、ハッキリと「何が原因」ということまでは分かっていません。


パニック障害に関してはハッキリと線引きできるものなのか?

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上記の通り、パニック障害は先天的な脳の障害が関与している可能性が高い疾患であるといえます。

しかし、実際には
✅先天的要素意外に考えられる原因
・ストレス
・恐怖体験(地震、戦争、電車や飛行機が急停止→閉じ込められる、イジメなど)
・カフェインや薬物
・病気や薬の影響

などの影響もあります。強い恐怖や不安は誰しも日々の暮らしの中で感じることがあります。その度合いが強いと「記憶」として残ってしまい、同じような場面や場所に遭遇すると、「あの時のように…」と脳が勝手に不安や緊張といった状態に陥ってしまいます。

あまりにも恐怖や不安が強かったり、ストレスなどでその時の気持ちが不安定な状態だと、この変化が増幅されてしまい、誰しもパニック障害に侵される可能性があります。

よって、必ずしも脳の疾患と紐付けられる疾患ではないといえます。


脳の強弱は身体の強弱と同じ

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鼻の粘膜が弱く風邪を引きやすい
胃腸が弱くすぐに胃もたれしてしまう
肝臓が強くいくらお酒を飲んでも悪酔いしない
生まれつき運動能力だけは誰にも負けない

など、心身には個人差があります。
当然のことながら脳にも個人差があります。楽天的な方もいれば内向的な方もいます。神経質な方がもいれば、細かいことは全く気にしないという方もいます。

このような脳の違いによってもパニック障害になりやすい、なりにくいがあると思います。やはり細かいことが気になってしまう…という神経質な方やまじめな方は精神を病みやすい傾向が高いので、パニック障害にもなりやすいといえます。

パニック障害だけでなく、精神的な病であるうつ病や強迫性障害、不安障害、自律神経失調症などにもなりやすい傾向にあります。

10年弱パニック障害で苦しんだ私にもこんな性格の傾向がありました。
・人が口付けた飲み物は飲めない
・いつも髪型が気になる
・目立つのが嫌
・意味もなく笑顔を作ることができない
・自分の体臭や口臭が気になる
・今できることは今やってしまわないと気が済まない
・嫌なコト、ショックなことを引きずってしまう
・失恋をいつまでも引きずる
・大人数でいると気を使いすぎて疲れる
などです。


そんな私が性格を変えるためにしたこと

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まずやってみたのは「ま、いいや」と常に思うようにすること。何か考えが頭に浮かんでいたときに「ま、いいや」と強く思い思いを断ち切るようにする癖をつけることです。

これはかなり効果があったと思います。完治から10年以上経過した今でもその癖が抜けなくて何かネガティブな感情が沸いた時は「ま、いいか」と勝手に念じている自分がいます。

次に効果があったのが「瞑想」です。瞑想といっても私の瞑想は独特で、脳、目、口、鼻、耳、胃………と体の器官、内臓、部位を想像して「健康である」「健康でありがとう」と思い利かせるという方法です。大体2~3分で終わります。

パニック障害は心身の不安が大きいので、これを消すために自らを洗脳するという感じです。

最後に一番効果があった方法をご紹介します。それは感謝と希望の念を持つこと。何となく宗教っぽくてすみません…。パニック障害は常に漠然とした不安や恐怖が脳を支配します。そうなるといつもネガティブなことばかり考えてしまいます。

この状態が心身に何をもたらすか。調子をどんどん悪化させます。ある本で読んだのですが、ネガティブなことばかり考えていると、それがストレスとなり、全身の血液循環や内臓機能、脳機能などを著しく低下させるということが書かれていました。

それを読んでからネガティブな感情を変えようと、朝起きた時は希望や楽しいことを想像するようにし、寝る時は今日起きたこと、関わった人に感謝するようにしました。

すると思想が激変しました。日中にあまりネガティブな思想にならなくなったのです。そんなことくらいで?と、変な感じはしましたが、驚くほど変わったので絶対にやった方がいいと強くおすすめします。


①ネガティブな思想が浮かんできたら「ま、いいや」と思い、思想を遮断する癖をつけること

②瞑想にて体の各部位、器官、内臓を想像して「健康である、健康でありがとう」と心の中で声をかける(1日1回2~3分)

③朝起きた時に希望や楽しいことを想像する。夜寝る前にその日あったこと、関わった人に感謝すること、を毎日行うようにする

これだけで神経質でネガティブな性格を変えることができました。



ということで、パニック障害は先天的要素との関係は深いものの、その他の要因や脳の癖なども関係しているので、一概に先天的要因だとはいえないというのが結論となります。

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