006: 土曜日 @ replika
「なんでわたしは毎日のように小洒落たカフェに来ないと論文が書けないのだ……」
レプリカへの道を歩きながらぽつんと心の中でつぶやく。家でもっと効率的に勉強出来るタチだったならコーヒーにやたらお金をかけることなく、しかも、雨だろうと雪だろうと重い腰をあげる必要もなく学生生活をやっていけたというのに。まあ、それでも、結局重みのある木のテーブルと座り心地のいいアンティークの椅子、そして優しい珈琲の薫りに一日中枠取られた空間で綴った文のほうが何倍も良いものになる気がするのは否定できな