3分で終わる!プログラミング概要 #2 - 条件分岐
この記事は、非エンジニアやプログラミング初心者向けに
どのプログラミング言語にも共通の考え方を3分でお伝えしようというものです。今回は「条件分岐」です。
3分に収めるために、あえて説明を避けた部分もあります。
より詳しくは別途調べていただければと思います。
この記事では具体例に PowerShell を使います。
選んだ理由は windows 10 に標準搭載の環境だからです。
具体的な表記方法はプログラミング言語ごとに異なるので、
大枠の考え方に注目していただければと思います。
条件分岐
条件によって処理内容を切り替えたいときには if文 という構文を使います。次のようなかたちです。
if ( <条件> ) {
<条件を満たすときの処理>
} else {
<条件を満たさないときの処理>
}
具体例
具体例として次のような場面を考えましょう。
二つの数値が与えられ、変数 $x と変数 $y にそれぞれ代入されている。
その二つの数値の差を求めたい。
ただし、どちらの数値が大きいのかは未定とする。
差を求めるには大きい方から小さい方を引けばよいですが、
どちらが大きいのかはわからないため条件で分けて記述します。
$x が $y より大きい場合と、そうでない場合に分けます。
条件式
$x が $y より大きいかを調べる条件は次の式で表します。
$x -gt $y
-gt の部分は左右2つの値の関係を調べるための記号で、比較演算子といいます。
比較方法は一般的には、等しい、等しくない、より大きい、より小さい、以上、以下 などが挙げられると思いますが、それぞれ記号が割り当たっています。※プログラミング言語ごとに記号は異なります。
今回の -gt は より大きい かを調べる記号です。
条件を満たすときの処理
$x が $y より大きいなら差を求める式は次のようになります。
$x - $y
条件を満たさないときの処理
$x が $y より大きくないなら差を求める式は次のようになります。
$y - $x
実演
$x = 3, $y = 1 としたときの実演がこちらです。
$x が $y より大きいので $x - $y が処理されて答えとして 2 が返ってきました。
$y = 7 に変更して同じ式を実行するとどうなるでしょうか?
続きをご覧ください。
$x が $y より大きくないので $y - $x が処理されて答えとして 4 が返ってきました。
今回は以上です。
読んでくださりありがとうございました。
今後取り上げてほしいテーマなどありましたら
コメントいただけるとうれしいです。
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