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詩「分かち合えない祈りを」

排水溝に吸い込まれる
不安と憂鬱とあとなにか
生ゴミと同等のものたち

ベランダから眺める空は
死にたくなるような薄い青空で
頬を撫でる風がきもちいい

私の隣にはいつも希死念慮と憂鬱が佇んでいて
親友の面をしているのです
友達にすらなった覚えはないのですが


煙草のけむり
排気ガスの匂い
汚れてしまった私を
包み隠すように

どうか祈りと祝祭を

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