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竹歯ブラシを使ってみた。〜今月のお仕事17〜

私、以前は歯科医院で助手と受付の業務をやってました。
なので、歯ブラシ、歯磨き剤、フロス、入れ歯等の洗浄剤、上手な歯磨きの仕方、などの説明を患者さんにすることが多くて、先生によって考え方や治療のやり方もさまざまなので、色々叩き込まれた。

セールスみたいに、歯ブラシや歯磨き剤を患者さんに勧めないといけない時もあって、良い商品なのは充分わかっているけど、患者さんに買ってもらうために薦めるのが苦手だった。
中には、ものすごく嫌がる患者さんもいた…私も患者側の立場になったら嫌かも。

歯科医院にもよりますが、わりと高機能なグッズが揃っている


良い歯ブラシは、持ち手の部分もこだわっていて持ちやすく、細かいところまでブラシの毛先が行き届くように設計してあって、丁寧にじっくり時間をかけても、負担無く磨ける。
なので、すっごく良い歯ブラシだから、買ってみて!!と推したいところだが、価格が少し高い。

患者さんもそれぞれ決まった物を使っているだろうし、買うなら3本100円の歯ブラシで充分!!という方もたくさんいる。それが普通かもしれない。

でも、どんなに良い歯ブラシでも、プラスチック製品なんですよね。

プラスチックごみは今、世界中で注目されており、焼却による大気汚染、
流出による海洋汚染だけでなく、生態系にも大きな影響を与えています
例えば、海に流出するプラスチックごみの量は世界中で年間800万トン、
2050年には海洋中の魚の量を超えるとの試算が出されています。

私たちの生活様式を見直さない限り、持続可能な社会・自然環境の構築はもとより、今の生活を続けていくことさえ難しくなることが予想されます。

正しい処理やリサイクル方法を広め、バイオマスプラスチックや代替素材などを理解しながら、プラスチックと賢く付き合っていくことが重要です。
環境省では、そうした様々な取り組みを推進し、さらに広げていくため
「プラスチック・スマート」を実施しています。

環境省 プラスチックスマートより 引用

プラスチックが、すべて悪いっていうわけではない。
15年ほど使い続けているコーヒードリッパーは、100円ショップで購入したプラスチック製品だし。今まで便利に手軽に使わせてもらっていたし、今家にある生活用品のほとんどがプラスチック製品で、すごく身近な存在になっている。

最近なるべく、プラスチック製品を買うのを控えて、自然素材の生活道具を少しずつ揃え始めた。
今、試しに使っているのが「竹歯ブラシ」

持ち手の部分が竹素材、ブラシ部分が馬や豚の毛だったり、埋めても土に還る素材で造られている。動物の毛に抵抗がある人もいますよね、私も少しできれば別の素材がいいなぁと、検索していたら、ブラシの部分も植物性の素材を使って造られている歯ブラシがありました!

気になるお値段は、100円ショップでは3本入りで売られていますが、竹歯ブラシは、2本で1000円前後(ショップによって値段は違います)。
2本で1000円…軽トラで田舎町を回って商売している物干し竿と同じ値段!

竹歯ブラシ、そこそこ高いんです。

ひとまず、自分だけ使ってみました。
ブラシ部分がチクチクごわつくのかと思ったら、優しい使い心地で全然痛くない。力を入れて磨いても、歯茎が傷ついた感じもなかったです。(個人の見解)


竹歯ブラシを使ってみて思ったのが、ブラシが優し過ぎるがゆえに、時間をかけて丁寧に磨かないと、汚れがキレイに取れないかも…と。

プラスチック製の歯ブラシは、しっかりと汚れが落とせるように、ブラシの先端がフラットでありながら、隙間の細かいところまで行き届くように毛先を細くした部分が合わさっていて、高機能なものが多く、手早くキレイに磨くことが出来る。(個人の見解)
そこが、忙しい私たちにはピッタリと、便利さがハマり込んでいるに違いない。

人もそれぞれ、物もそれぞれ。
自分の生活に合うものを上手に使っていけば良くて、新しい商品が出る度に今使っているものを捨て、すぐに買い替えるというのを減らすことが、重要なのかなと思う。

絶対良い歯ブラシだから!地球環境に優しいから!といって、全ての人達に今すぐ買い替えて!なんて言えない。
歯磨きが上手に磨けない人、忙しい人は、高機能なプラスチック製の歯ブラシが最適だと思うし。

それぞれのペースで使い分けていけば、一人一人同じ方向へと進んでいっていると思うから、時短生活、丁寧な生活、どちらもアリだと思う。
どちらもアリだけど、どの立場であっても少しだけ、いつもより意識して買い物をしてみてほしい。


家の中に、何気に自然が転がってるって良いですよね。

サポートしていただいたものは子供達の活動費として使わせていただきます、活動内容は記事にして報告させていただきます。