息子と学校給食について話をすると永遠に終わらないし、逆にうっかり洗脳される話。
コロナの影響を私の職場も受けたり受けなかったりで、世の中の動きに左右されていて無理に職場に行く必要もなく息子も新学期で新たな環境に慣れるために気持ちが不安定なので私は平日は息子のサポート、土日に出勤して一人で黙々と作業するスタイルで日々の生活を送っている。
普段より出勤回数を減らしているため時間が空く。その時間は息子とのコミュニケーションの時間に充てている。
それが今とても正解だったな感じている。
新進気鋭の新任現る。
息子がよく学校の話をしてくるようになった。
不安や心配事、困難に感じていることがあると息子は一人で心に秘めてしまう。自分でどうにか解決する、もしくは何も心配事が無い時は余裕が生まれ自分から学校の話をしてきてくれるのがここ1年で気付いたことだった。
そう、今は何も学校で問題や困難に感じていることが無いのだと思う
今年も息子は支援クラス、通常クラスの先生に恵まれたラッキーボーイ
息子の通常クラスの担任に偶然会うことができた、息子と校庭の遊具で遊んでいたら息子が急に過剰に照れだすので振り向くと初めて見る顔の男の先生がちょうど帰ろうとしていた。
(通常クラスの先生は、この人か)
この人かどうかわからないけど挨拶した、やはり息子の通常クラスの先生だった。まさかこんなに早く挨拶が出来るとは、私もラッキーおばさんだったなww
というのも、そもそも息子は支援クラスに在籍しているため通常クラスの先生と保護者はあまり関わる機会が無いのだ。
支援クラスの担任との関わりが基本となっているようで、担任同士が情報を共有して息子をサポートしてくれている。
なので、こちらから「どうも私が息子の母です」と改めてあいさつする機会がほぼ無い。家庭訪問で希望すれば通常クラスの先生も来てくれるらしいが支援クラスの先生に息子の特徴など知ってほしい情報は託しているので私は希望しない。
息子は人懐っこい性格でありがたいことに仲の良い友達も多く、人前でスピーチすることが得意なので発表の場に立つ機会も多く、意外とクラスでやや目立っている。(今のところ・・・)母である私も娘の用事や息子のお迎え、忘れもの常習犯の荷物を届けに学校へ行く機会があり顔を出すことが多いので自然と会う機会があればその時に挨拶している、そして今回はとても早いタイミングで会えた。
新任のはずだが、まったく動じることなく息子に話し掛け新進気鋭なオーラを放つとんでもねぇ青年だった。
息子は間違いなくこの先生が好きだとすぐに感じた。
息子の特徴をたぶん大体頭に入れてる、そしてすぐさま活用し実践する
きっと街の学校で臨時で鍛えられたに違いない。新任だけど息子みたいな子と接する経験が多々あったのではないかなと思わせる振る舞い。
先生は、息子を歓迎遠足の時に発表するメンバーに選んでいた。息子は選ばれて喜んでいた、先生に選ばれたし、友達も一緒だし、本人はとても最高気分でいた。セリフが本番に出てくるか心配はしていたが、見事に任務を果たした。先生がとても褒めていた。
よくこの短い期間で息子の扱いをマスターするとは只者じゃねぇ。
お腹丸出しでチンパンジーのように、うんていにぶら下がって遊ぶ息子の姿を見て
「サヨナラ、お腹出てるよっ」と、笑顔でサラッと挨拶して去って行った
(チンパンジーの扱いがうまい。)
とにかく息子の学校生活は安泰だ。
学校給食のししゃも。
給食、私は早くから料理に目覚め当時、学校給食の味を覚えて家で作ってみたりしていた。一番衝撃だったのが給食献立の夏野菜カレーにピーマンが入っていてビックリし食べてみたら苦味は無くカレールーに馴染んでいて感動するほどおいしくて大好きだった。それ以来、夏になると我が家はカレーにピーマンを入れる。
私が作る料理は、母の味ではなく学校給食の味なのだ。
きゅうりの酢の物、かきたま汁、自分が好きだったものは再現して今でも作っている。
学校では箸をつけるまえに量を減らしたい人は減らしても良いとなっている。もっと増やしたい人は増やしに行くとなっている。そうすると残飯がたくさん出ないように避けられる仕組み。ある日の給食献立がシシャモ、煮しめ、大根の酢の物、ご飯、牛乳だった。
息子はご飯が苦手なので少なめにしてもらっている。
ご飯は苦手だけど、シシャモが好きなのだ。
「ママ、今日ねシシャモが10匹くらいいっぱい余ってね、1人2匹ずつなんだけど俺は1匹増やして3匹食べた!」
なんでそんなに余ったの?お休みが多かった?と聞いたら
「お休みは1人。食べきれない人は1匹。」
(なるほど。シシャモ苦手な子は減らしたからか。苦手な子が多いなぁ)じゃあ給食いっぱい食べたね!えらいね。ご飯もいっぱい食べたの?
「・・・いやぁ、それが時間が足りなくて残した。だって多かったから」
なぜ、その日に限ってご飯が多かったのか聞いてみた。
「だってさぁ、自分の好きなシシャモは増やして苦手なご飯減らすのはちょっと・・・ダメだと思う」
ええええぇぇぇ!!!そんな考えできんの!!?というより気にし過ぎ!!
苦手な子が減らしたシシャモを息子は1本増やした、苦手なご飯を食べきれそうにないなら無理して食べることはないので減らしていいんじゃないかな。お友達助けたから助けてもらっていいはずだよと言うと。
「だから、それはダメなんだって!好きなものばっかり増やしてずるいって思われるし」
でもご飯食べきれずに残したんだよね。先に減らしてもらってた方が残した時に嫌な気持ちにならなくて済むよね?いいんだよシシャモみんなが減らした分を代わりに食べて助けたんだから。気にしなくていいよ~
「だ~か~ら~!シシャモ増やしたんだから頑張って食べないとダメなの」
みんな減らしてるんでしょ??
「だからぁああぁ~・・・もうぅ」
あーはいはい、わかりました。頑張って食べてくれ
もうなんだか私の方が分からず屋みたいな感じに息子が見るし、全然解決しないし朝まで討論にみたいになりそうだったから諦めた。
どっちが正解かなんてないと思うけど
きっと、好きなものを増やすなら苦手なものは減らさずきちんと完食するのが男やね。ズルいとか文句言われずに済むし、俺は友達を助けたんだ!
っていう事を息子は伝えたかったに違いない。
そう考えると、えらいな息子。。。と洗脳されそうになるw
ひとつ息子に言っておきたかった事がある。
息子が思っているほど、シシャモの存在はみんなにとってそれほど大きくはないんだぞ~~~
だから絶対ズルいとかならないんだぞ~w
息子は無類の魚好き、シシャモが大きな存在に見えている。
でもきっとクラスのみんなは、ただのシシャモにしか見えていないんだ。
恐らく(うわ~最悪だ!)って思ってる子もいると思う。私だってシシャモにあまり魅力を感じたことは無い、お腹の卵は好きだけど。
この緊急事態の世の中で、この親子は毎日他愛もない会話をし討論したり息子のかなり独特な表現に立ち向かい何度も聞き返してしまい、しつこいと言われながらも理解しようと懸命に生きてます。
サポートしていただいたものは子供達の活動費として使わせていただきます、活動内容は記事にして報告させていただきます。