すみっこ、はじっこ、すきまが好き。
私たちの世代は「食べ物を粗末にしちゃいけません」という躾が刷り込まれている最終世代ではないかと思う。自分自身がそうしつけられたかどうかは定かではないけれど、粗末にする=食べ物を残す ということには、少なからず罪悪感がある。
さらに私の場合、もうひとつの意味でも粗末にはしていないと思う。それは「すみっこ、はじっこ、すきま」まで食べたいという欲望。食べ物って細かい部分にいけばいくほど、おいしく感じられると思っているのだ。
たとえば、カステラ。ナイフで切った後にまず食べたくなる