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人間関係とは、必ず移ろうもの

最近、吸い寄せられるように手に取った本がある。


吉本ばななさんの『吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる』

この本に手が伸びたのは、昨年が、私にとって「人間関係」というものをつくづく考えさせられた1年だったからだと思う。

「友だち」の悩みというものは、子どもや若い世代だけのものではない。いい歳になっても、人の親になっても、人の中で生きている以上、人についての悩みというものは、どうしても抱えてしまうものなのだろう。

ばななさんは「人間関係とは、必ず移ろうもの。」だと書かれていた。

そうか。移ろっていいんだ。

人も状況も、常に変化しているから。

移ろうことは、自然なんだ。

離れても、近づいても、居なくても、いいんだ。

10代から定年退職後まで、さまざまな年代・状況における「友だち」の悩みに、ばななさんなりの考えを述べてくださっているこの本は、きっと必要な方の手に渡り、必要な言葉が届くようになっているのではないかと思う。

今の私に、「必ず移ろうもの。」という言葉がヒットしたように。


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