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なぜ、「ママ」はすでにマーケターの卵なのか


井上大輔さん著『マーケターのように生きろ』(東洋経済)を読み、気づいたことは、ママは”すでにマーケターのように生きている”ということ。

本書は"「何者でもない自分」が最強の武器になる生き方" として、マーケティングの本質的な要素から、マーケターとしての在り方を中心に書かれている大変興味深い一冊。

”私目線”での、気づきや想いを書いていこうと思います。


まず、そもそも「マーケター」とは??


まずは、言葉の定義から見てみると、

マーケター
1. 市場で売買する人
2. 市場調査に基づいて商品開発・販売促進を行う人。

常に世の中のビジネス最新トレンドをチェック・分析し、価値を創り出していくような"最先端かつ優秀な人物" 

そんなイメージが私にはあります。


しかし本書を読んでいくうちに、

実際に、マーケターとはどういった思考をしている人なのか?

の真髄がわかれば、誰もが今日の「今」からでも、"マーケターのように生きる" 一歩を踏み出せるのだと、腹落ちした。

マーケティングとは思想であり英知


なじみの深い「マーケティング」。

起業家にとっては、" 日常とともにある"ような言葉ですよね。


では、マーケティングをどう捉えるのか?

こんな視点で書かれています。

”マーケティングはあらゆる職種の、あらゆる人が活かせる「思想」である。


手法ではなく、”思想"なんですね! 


その思想とは、

お客様を理解して、その期待に答えるために

世界の企業が重ねた実践結果としての知識、知の営み


ちょっと言葉が難しいですが、

人々が求めているものにどう応えていったらいいのか、これまで膨大な実験が重ねられた。

その集大成として、生み出されたのがマーケティング、ということですね。


ここでは、" 人類の英知の結晶" と表現されていることが、とっても印象的。

物凄い数の企業が試行錯誤して編み出したある英知が、今ある『マーケティング』の形として残されているということです。


マーケターの本質を捉える


そんな素晴らしい人類の英知を用いて、

世の中・相手の喜びを生み出し続ける人"マーケター"

そうとも捉えらえるのかもしれない。

とても本質的な要素からその存在を捉えてみると、また違う可能性が生まれてきます。


マーケターを理解する上で、もっと具体的な表現にあったのは

常に「相手」からスタートして、相手の求めるものを深く理解し、それを提供することで相手の役に立つこと。


そんな在り方でいることができれば、気付いたら「必要とされる人」になっていて、周りには頼りにしていくれている人やお客様がたくさんいるかもしれません。

その在り方を体現することこそが『マーケターのように生きる』につながっていきます。


少しハードルが高いと感じたかもしれませんが、”必要とされる人”になることは決して難しいことではなく、


むしろ、

『相手の求めるものに気づき、提供すること』

というのはすでに私たちが日常でやっていることで、すでに誰かにとっても必要な人であることは、きっと体感もある。

お子さんを持つママなら、無意識にやっているだろうし、当たり前のようなことだって、その多くは誰かの喜びのために「行動」しているんですよね。


どんな生き方が喜びになるのか



”誰かの喜びのために” を視点を持っていることこそが、

『マーケターのように生きている。』ということだとすると、


誰もがマーケターの素質を持っているってこと♫

それを普段から意識する人が増えれば、世界はもっともっと喜びに溢れるかもしれないし、ますます『必要とされる人』になることで、やりがい、生きがい、人生のそのものも質も高まっていくだろうと感じます。



そんなことを感じてみると、『マーケターのように生きろ!』という、タイトルに込められた強いメッセージが伝わるのではないでしょうか。


誰もが今この瞬間からスタートできる、自分も相手も喜びに溢れるマーケター的生き方。

あなたも一緒に意識してみませんか?^^




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