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上手に時間を使うには…自分と対話することの必要性

5月の職場復帰に向けて、全4回の育休復帰セミナーに参加しています。
「マインド」「住まい」「時間」「家族関係」を整えて復帰を迎えようということで、先日「時間の使い方を整える」というテーマでワークショップが行われました。自分でも時間の使い方に課題を感じていたので、このテーマでしっかりと自分と向き合えたことは、とても意味があったと思っています。そこでこの経験をしっかり言語化して整理しておくことにしました。

「時は金なり」

時間もお金も何にどのくらい使っているのか洗い出すことが大事

よく家計整理をする際に、現状把握のために「何にどのくらいお金をつかっているか」確認する作業がありますよね。それは時間でも同じことが言えると思います。お金も収入に見合った支出配分が大事ですが、時間も1日24時間という制限がある中で、緊急性や重要度を見極めて整理することが大事だということです。ワークショップの中で、「今日1日にやった行動とかかった時間を書きだす」というワークがありました。私があげた行動はほとんどが「家事」「育児」に関すること、つまり緊急性と重要度が高いものばかりでした。

時間管理マトリックスで優先順位を考える

「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィー氏が提唱した時間に関する考え方に「時間管理マトリックス」という言葉があるそうです。「緊急度」と「重要度」を縦軸と横軸に据えてマトリックスを作成し、タスクを4領域に分類したものです。4領域とは、緊急かつ重要な「第1領域」、緊急ではないが重要な「第2領域」、緊急だが重要ではない「第3領域」、緊急でも重要でもない「第4領域」のことです。

私の生活は「第1領域」だけ?

時間管理マトリックスで考えると、私の生活は「第1領域」のみに終始しているということになります。このまま、職場復帰をしてしまうと、「家事」「育児」だけでなく、「仕事」にも追われることになります。もっと言えば、「仕事」においても緊急性と重要度の高いものに追われて自転車操業のような形で仕事をすることになるということです。そんなの嫌だ!ということで、これを機に自分の時間の使い方を本気で見直すことにしました。

時間の使い方を通して、自分と向き合う

育休生活を見直す

私の育休中のよくある1日(第1子・第2子は保育園。第3子は家庭保育)をまずは視覚化して見直すことにします。
(行動の横に第何領域か①~④で示すことにします。)
7:00 子どもと共に起床①
   朝食準備①
   子どもと共に朝食①
   洗濯物たたみ①
   子どもと共に身支度①
8:30 保育園送迎・帰宅①
   離乳食・授乳①
   子どもと遊ぶ①
9:30 読書②
   読んだ本のアウトプット②
11:00 外出
   友人・知人とランチ②
14:30 帰宅・授乳①
   洗濯物たたみ①
15:30 夕食下ごしらえ①
16:20 保育園送迎・帰宅①
17:00 上の子たちと遊ぶ①
   夕食準備①
18:00 子どもと共にお風呂①
19:00 子どもと共に夕食①
20:00 子どもに読み聞かせ①
21:00 子ども就寝
日によって
   読書②
   テレビ④+夫と話す②
   Zoom勉強会やミーティング②
24:00 就寝①

やはり①が多いですね。でも育休中ということもあり、意外と②にも時間が割けていると感じました。特に私にとって「読書」は生活を豊かにする時間ですので、いかに大事かということを再認識することができました。ただ、ここに入っていませんが、実は隠れているのが「ちょこちょこスマホ」の時間。これは完全に④なので、排除していきたいと考えています。また、私は人と会って話すのが一番の息抜きなのですが、その頻度が多すぎると②の時間を圧迫することになるので、その場合は断ったり諦めたりする必要もあると感じました。また、①は子どもと共にすることが多いので、子どもも巻き込んで効率化が図れそうなところを検討することも大事だと思いました。

理想の復帰後生活を組み立てる

ここで5月の復帰後の生活を想定してみました。
注:あくまでも理想です。
5:30 起床・身支度①
   コーヒーを飲みながらタスク整理②
6:00 朝食準備①
   洗濯物たたみ①
   子どもと共に朝食①
7:30 保育園・小学校送迎①
8:30 出勤
   清掃指導①
9:00~13:00
   授業①
13:30 帰宅・夕食準備①
   長女送迎①
   家庭学習①+読書②
16:30 保育園組送迎①
17:00 夕食準備
17:30 子どもと共にお風呂①
18:30 子どもと共に夕食
19:30 子どもに読み聞かせ①
20:30 子ども就寝
21:00 授業準備①+今後の見通し②
22:00 読書②
   夫と話す②
23:00 就寝①

3人の子どもがスケジュール通りに動くとは思えないので、これはあくまでも理想なのですが、②も入れてスケジュール化しておくことで、意識はできると思います。また、子どもに関する行動を①としていますが、教員として働く私にとっては、子どもから学ぶという意味で②の要素も含んでいると解釈することも可能です。
そして、実は一番確保が難しいのが「夫と話す②」これは、毎日が難しければ、土日のスケジュールに入れ込む必要があると思います。夫婦の会話こそ、緊急ではないですが、重要なものですよね。うっかり後回しにしていると、気づいたときには超緊急事態にもなりかねないと思います。

自分との約束(予定)もスケジュール化する

つい自分のことは後回しに

私の生活を振り返ってもわかるように、日々の家事・育児に追われていると、気づいたら自分の時間がない!ということになりがちです。
よくある例として、休日に子連れで外出するときの話を取り上げます。朝食・弁当の準備をして、子どもに声をかけながら朝食をとり、洗濯物をたたみ、簡単に家の掃除をします。そして、家のことが片付いてから、出かける5分前にやっと自分の化粧をして、ばたばたと出発するのです。起きてから家を出発するまで、ほとんど座る間もなく立ちっぱなしなんてこともあります。せっかくの外出なのに、余裕のない母親を見せられる家族もいい気持ちはしないだろうなと思います。
先ほど、職場復帰後の理想の生活を組み立てたとき、私はあえて自分の身支度を起床後すぐの行動に位置づけました。自分のことを後回しにする自分と向き合い、習慣を変えようと思ったからです。

自分に意識を向けてみる

緊急ではないけど、重要なことについて考えた結果、私は自分が何を大事にしているのかということに気づくことができました。自分が大事にしていることが分かると、判断の指標になったり、ネガティブ感情を引き起こすことを予防できたりします。
また、「第2領域」は将来への準備にもなるため、その時間を確保することが将来の自分を助けることにもつながるということです。

先に自分の予定を入れておく

緊急でないことや自分のことを予定に入れるのは、なかなか難しいことだとは思います。でも、上手に時間を管理するためには、「自分との約束の習慣化」こそ一番必要なことなのではないかと思います。「月に1回写真整理の日を設定する」「土日のうち2時間は、ビジネス関連の本を読む」というのもいいですし、何なら「この日はボーっとする」という日があってもいいと思います。
例えば、インスタで「朝活ライブ」などをされている方がいますが、おそらく自分で「朝活ライブをやりたい」と決めて、それをスケジュールに組み込んであるのだと思います。自分との約束でもあり、見ているフォロワーさんにも約束することで、実行に移しやすいのではないでしょうか。

「時間の使い方を整える」とは

「マインド」「住まい」「夫婦関係」を整えるにつながる

時間という目に見えないものに向き合った結果、すごく深い部分で自分の「マインド」に向き合うことになりました。何を大事にしているのか、などの価値観に通じるところにも目を向けたということです。
また、なるべく無駄な時間を省くために、「住まい」の整理整頓も重要だと気づきました。キッチン・洗濯動線は不安がないのですが、子どもを巻き込んで時間を使っていかないといけないことを考えると、子どもの荷物置き場なども整える必要があると感じました。
さらに、あえて1日のスケジュールに組み込んだ「夫と話す」という予定は、「夫婦関係」を整えておくことの必要性に何となく気づいているからこそだと思います。

目に見えないものにこそ意識を向ける

今回、「時間」をテーマに記事を書き、言語化したことで、「時間」を目に見える形で整理でき、意識をしっかりとそこに向けることができました。これまでに費やしてきた「時間」は変えられませんが、今後の時間の使い方は、少し意識をするだけで少しずつかもしれませんが、変わっていくと思います。上手に時間を使うことで、自分の人生をより豊かにしていきたいです。


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