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演じる

人と接しているときのわたしは、わたしじゃないみたい。

接する人や、所属する団体によって、話し方やテンション、人当たりというものが変わる。

わたしは、わたしが分からない。

どの自分がホンモノなのか、分からない。

家にいるときも、疲れてとてつもなく暗かったり、元気な時は歌って踊ってにぎやかだったり、”自分”というものはひとつじゃないんだと思う。

だけど、それってすごく疲れる。

人は、もしかするとわたしが過剰なのかもしれないが、自分というものを特定したがる。

定義したがる。

知りたがる。

でも、この欲求は、本能のような感じがしている。

無意識に、自分探しをしている。

疲れる本能。

自分を追い求めるしかないんだ。

どうしようもないんだ。

そう思いながらも、自分を追い求めるから、自己中心的になれて、幸せを模索できて、人と関わるわたしを模索できるんだと知っている。

わたしは、自分を追い求め続けなければならない。

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