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箸休め:思考停止を卒業する
前回の記事では安全な農作物の選び方、なぜ農薬を避けるべきなのか、安全な処理の仕方を書きました。
特に農薬や流通システムについて詳しく書いていきましたが、おそらく、農家さんたちが一番戦慄されたのではないかと思います。
いかに重要な情報が隠され続けてきたのか、生産者である農家さんでさえもその真実を知らずに何十年も危険に曝されながら農薬を何十種類と使い続けているこの現状こそが、残念ながら日本の真の姿です。
農薬や添加物は国の定める規定の量であれば人体に影響はなく安全であるとされていますが、それは本当にそうなのでしょうか?
実際には多くの国で様々な実験と研究がなされ、その結果を各国や州が認め、法律や条例で使用禁止・輸入禁止・表示義務にしているのです。
残念ながら日本は世界に比べて、隠蔽気質が異常なほど強く、基準や法の改正などの対応スピードは世界でも群を抜いて遅いのです。
食べてすぐに病気になったり死ぬようなことがなくとも、有害物質は着実に身体のいたることころに蓄積していきます。
このように、じわじわと病気のリスクが上がっていくこと、じわじわと死に近づいていくことを”ソフトキリング”と呼びます。
おそらく真実を知っているはずの政治家や専門家や医者でさえも、そのことを私たちには教えてはくれません。
例え、報道自由度世界71位の日本じゃなかったとしても、自分で調べる以外に、道はないのです。
世界中の多くの人々が騙され、病気が作られ、お金を搾り取られ、命さえも操られている。
それがコロナパンデミックで最も浮き彫りのなったものだと思います。
自分で情報を取りに行くのは難しいですか?
本や記事を読むのは難しいですか?
難しい話を聞くのは辛いですか?
人間の脳は、知りたくないことや受け止めきれないことや信じたくないことを拒絶するように作られています。
この状態をよく『思考停止している状態』と表現しています。
認知科学者の苫米地英人氏は、著書『思考停止という病』 のなかで、その原因を「『いまのままで問題ない』という現状維持を選んでしまうから」だと指摘しています。
これは自己防衛本能によるものです。
何か新しいことに取り組んだり、嘘や裏切りを知ったり、自分の知識や意見を否定するようなことを見たり聞いたりするのは、脳に高い負荷をかけます。
なので、都合の悪いことには蓋をして、何も変えずにいまの状態を維持したほうが、当然楽なわけです。
つまり、快適で居心地のいい状態を維持する恒常性維持機能が働いてしまうのです。
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例えば、精神的に弱く引きこもりで筋肉のない不健康な人が、朝から外に出て、太陽の光を浴びて、軽い運動をすることは、精神的にも肉体的にもとてもとても負荷が重く辛い作業ですよね?
でも、人並みな精神を持ち、人並みな筋肉があり、人並みに健康な人にとってはどうでしょう?
この両者は、行き来できる状態であり、日々の生活によって作られていくものです。
精神は思考力に直結していて、物の見方や考え方で案外簡単に良くも悪くも変化します。
筋肉は日々の動作やトレーニングにより状態が変化します。
健康は日々口にするものや身体に触れるものの習慣と蓄積によって変化します。
これは脳にも言えることで、日々脳に情報という刺激を与え、日々思考し脳を鍛えることで、負荷を感じなくなるどころか、知るのが楽しい!もっと知りたい!と思えるようになります。
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知的好奇心を持ち満たすことで、脳は情報という報酬刺激をえて、ドーパミンが分泌され喜びや興奮が増えます。
哺乳類の快感覚を与える報酬神経系はドーパミン神経系とされ、覚醒剤やコカインなど依存性を有する薬剤の大部分は、ドーパミン賦活作用を持っています。
つまり、知的好奇心を満たしドーパミンが分泌されると、ドラッグと同じような大きな喜びや興奮が得られるため、たまに『情報中毒』になってしまう人もいます。
『思考停止』と『情報中毒』は真反対の状態と言えます。
どちらにも偏らないように、日々気になったことや疑問をメモしておいたり、本や記事を読んだり、講演会に足を運んだり、『自主的な1日1学』という習慣を身につけつつ、毎日数時間は必ずオフラインの時間を作る、SNSデトックスの日を設けるなどして、脳をベストな状態に保つことが大切です。
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当たり前だと思うことに対して、「本当にそうなのだろうか?」「本当に正しいのだろうか?」「今のままでいいのだろうか?」「これがベストな状態なのか?」「何か別の方法はないのだろうか?」「違う角度から見るとどうなのだろうか?」などと疑問をもつことで、止まっていた思考を前に進めていく。
知っているつもりだったことを、今一度自分の中で見直し精査してみる。
何事もまずはそこからです。
これを日々続けていくと、疑問から情報を探し思考し自分の意見を持つまでにかかる時間が、どんどん短く早くなっていきます。
情報と知識は、木の枝葉や根のように広がり、生い茂り、栄養をたくさん吸収できるようになり、木(=脳)はどんどん大きく強くたくましく美しくなっていけるのです。
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それでは、引き続き【安全な食品に選び方②鮮魚・海産物編】を見ていきましょう。
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