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日本人は1万年前から「エコ」です。

日本のアニメ文化は世界から最高の評価を受けていますね。

実は、「アニメ」と「アニミズム(縄文時代の自然崇拝)」の語源は同じ。
「アニマ(人間ではないものに魂を吹き込むこと)」です。

つまり、日本のアニメが優れているのは、「技術」が優れているだけではなく、その奥にある「精神」によるものなのです。

スープに喩えるなら、そのおいしさの秘訣は「具材」にあるように見えて、実際は「ダシ」にあるって感じですかね。


日本人は、自然物には「精霊(神)」が宿ると考えているので、自然に畏敬の念を抱いています。私たちに「恵み」と「災い」の両方を与える偉大なものなんです。

だから自然に対して感謝と祈りを捧げ、大切にするのです。

この精神は、人が生産した「モノ」に対しても同じ。
「モノ」に、作ってくれた人の思いを感じ取り、「魂」が宿るかのように考えるのです。そのため、「モノ」を「大切に扱う」のが当たり前だし、メンテナンスをしっかりして、長く使おうと考える。

「場所」に対しても、感謝の気持ちを持ち、「できるだけきれいに使おうとする」し、「使い終わったら清掃する」習慣がありますよね。

日本人がきれい好きなのは、ただ単に潔癖症なのではなく、もともとは、このような思いから生まれているんだと思います。

また、日本人はとにかくたくさんの「植樹」をしてきました。自然から資材を得る分、きちんと植樹してアフターケアをする国民なのです。まさに「持続可能な社会」を作ってきたと言ってもいい。

日本は台湾や朝鮮、満州を侵略したと言われたりします。でも、これらの地域に日本人が真っ先にしたことは「植樹」です。「緑豊かな土地」を作ろうとしたんですね。例えば、朝鮮では30年間で約5億9000万本の植樹をしています。もちろん、日本人の税金でです。

そんなことをした宗主国、他にありますか?搾取するためのプランテーションならあるでしょうが、純粋にその土地を緑であふれさせようとした国なんかありません。

近年「もったいない」という言葉が世界で注目されるようになってきました。でも、本当の意味でこの言葉を理解し、「当たり前」なこととして行動にもつなげられるのは日本人だけではないでしょうか。

SDGsを掲げて、いかにも世界がエコや環境問題解決をリードしてるように見えますが、日本は1万年前からずっと続けてきたことです。

世界中の人が、環境に関して日本人と同じくらいの高い意識を持っていれば、多くの環境問題は起こっていないか、解決するでしょう。

日本人が二酸化炭素排出量をいくら減らそうが、海洋プラスチックを減らそうが、世界の環境問題はなくならない。

そんなの当たり前です。原因になってる人たち(国)が、意識も行動も変えないのだから。

少なくとも、そんな意識の低い国と同等にならないように、「ものを大切に」とか「来た時よりも美しく」とか「食べ物で遊んじゃいけない」とか、当たり前に躾けられる日本人の精神はこれからも無くさないようにしないといけないでしょうね。


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