見出し画像

ライターの私が2023新卒ならライティングスキルを優先して磨かない理由

Voicyでも投稿しております

今日の内容につきましては毎回恒例ではありますが、Voicyでも投稿しております。読み上げるとまた味わいが異なりますし、またNoteでいただいたコメントについては全て音声でコメント返ししております。

このコメント返しについては結構ちゃんと話すので、本編と同じくらいのサイズ感になってしまっております。これもまた楽しいんですよ。

さて、本編です。

新卒の頃は毎日がダメ出し

新卒の頃って、下手すると一番頑張っていた頃だと思うんですね。なんでかな?って考えると、社会人として自分の力が足りないことを痛いほどよく分かっているからだったんですよ。

何しろ人前でまともにしゃべれないし、電話も苦手だったし、塾の講師だったのに授業の経験も知識もない。要するに私は何にも出来なかったんです。こんな自分が社会人として、塾講師としていっぱしの仕事をしなくちゃいけない。

自分に対するダメ出しを毎日のように味わっているようなものですから、落ち込むこともあるし、忙しすぎて休みの日は疲れ果てている。でも至らないから何とかしなきゃいけない。

まわりの目線があるから、新卒の頃は頑張れる

だから、前も話したことがあるんですけど、新卒の頃って当時足りなかったことを補うためにとにかく頑張っていたんですよ。

授業の準備を休みの日に空いている時間でしながら、誰もいない教室でエアー授業をして、英語力の足りなさを感じて英会話学校に通って、あとはスムーズなしゃべりを覚えるために小さん師匠のCDを流して聴いたり。

足りないことを感じると、そのままには出来ないんですよ。何よりしんどいのって、生徒から低評価を受けることなんですけど、学生講師に舐められたくはないし、上司に怒られたくはないし、いろんな人の目を気にするからこそ、どうにか自分の役割を全うしようと思えるんですね。

新卒の頃に戻っても、やることの大枠は変わらない

だから、例えば新卒の頃に戻れるとしたら何をするか?って考えるとすることはあんまり変わらないんですよ。

どんな職場であっても求められることがあればそれに応えようとするし、その努力が実らなかったとしたら努力の方向性が正しいかを考えるし、それを達成したら次のステップに必要なことが何かを考えて、また同じことをするわけです。

時代に応じてしていることは違うかもしれないんですけど、でも大きな枠で見ると努力する方向性は変わらなくて、そのひな形のようなものを身に付けたのが新卒の頃だったように思うんですよ。

だから、当時の自分が出来なかったことや悔いていることってあんまりないんですよね。もっとやれたって考えることっていうのはどちらかというと学生時代の方で、恐らく社会人になってからの方が求められることに対して頑張らざるを得ないのが理由だからなんです。

時代に応じて求められるものは異なる

ただね。

ここからが結構大事な話になると思うんですけど、その時代に応じて求められる、重宝される力って変わってくるんですよね。

例えば2003年の頃って私の親世代がまだ現役だったこともあって、モーレツ社会人みたいなのが好まれたし、要は無茶を根性で乗り切るみたいなノリが求められたんですよね。社会人全体に体育会系のタフさが基本スキルとして備わっていることが当然だったように思います。

今ってそういうタフさっていうのは、持っていればその人のカラーにはなることはあっても全員に求めてしまったら完全にハラスメントになっちゃうじゃないですか。だから、今私が新社会人だったとしたら、そこの部分は最優先として身に付けようとは思いません。ただ、職場であったり職種の特性としてそれが求められるのであれば、タフになろうと頑張るとは思うんですけどね。

2023新卒ではブログを書き続けてもライターとしてのキャリアはなかなか開けない

例えばね、私が新卒に近い歳の頃ってちょうどブログとか面白がられていた頃だったんですね。確かTimeのPerson of the Yearが「You」だったはずなんですよ。つまり、発信をしている各自が世の中を最も動かしたとされたわけです。

で、私はその書くということに対して適性があったという幸運にも恵まれたので、その頃から形を変えて無料ブログを続けてきたことが今のライターとしてのキャリアに繋がりました。新卒の頃からやり続けてきたことが自分を助けることに繋がったんですよ。

世の中が注目しているスキルと、私が伸びる余地の残されていた能力が合致したってことなんですけど、つまり2023年の新卒として私が同じことをしても、時代的に求められていることが異なるので同じキャリアを歩めるとはとても思わないんですよ。

今の新卒だとしたら、今何が受けているか、自分が何に興味があるかを考える

自分が2023新卒だと仮定すると、そんなにブログには力点を置かないことにはなると思います。やるにしても、少なくともキャリアを切り開くために、野心を持って遮二無二やろう!っていう当時の私が取り組んでいたのとは別の形にはなるはずなんです。

つまり、私が今新卒なら考えることって、世の中が何を求めていて、そして自分が興味を示しているものが何か?って言うことだと思うんですよ。

42歳の自分は「Tik tok」なんて綴りもよく分かんないくらいなんですけど、元々ブログ文化、活字文化を経ているからこそ今ウケている動画メディアというものに興味を示せないということではあると思います。

だから、今のトレンドに42歳の私は興味を示せないんですけど、仮に2023新卒の私がZ世代としてそうしたメディアに学生の頃から触れていたとしたら気の持ちようも変わるとは思うんですね。

時代の流行、思考に自分を適合させていくことは若い頃には必要

だからね、案外大事なのって、年を重ねた今であれば別なんですけど、若い世代であれば必要なことってその時の流行にどっぷりと浸かって、その時のカルチャーを楽しんで、時代の嗜好に自分を適合させながらスキルを磨いていくことなのかもしれないです。

ついね、流行って若いときは逆行したくなる時もあると思うんです。自分にしかない色っていうのも大事なんですけど、そこばかりになってしまうと単なる難解で、誰にも伝わらない人になりかねないんですよ。

だから、若いときはトレンドに自分を合わせながら、好まれるスキルを磨きつつ、そのうえで自分の色を確立していく。そんなことが大事なんじゃないかなと思いました。

今日のまとめ:もし今私が新社会人なら

新卒の頃って社会人として何もできないんですけど、でも仕事をしていて成果が求められることもあって、何もできないっていうわけにもいかない。だから、求められる力を自然と身に付けることにはなるんですよ。

だから仮に自分が新卒の頃に戻ったとしたら、求められることに応えて、そこから次のステップに移行して、新しいことに挑戦するということは当時と変わらないし、大きな枠ですることは変わらないとは思うんです。

ただ、世の中のトレンドや求められるスキルが異なる中で、若い頃にトレンドに興味を示し、楽しむ中で、楽しみながらスキルを身に付けたり発信していくことは大事だと思います。私が若い頃はそれは各自が書いて発信するということでしたが、今の時代に皆さんが好きなことを、注目を惹く形で表現する力は今新卒であれば突き詰めていきたいと思います。

よろしければサポートお願いいたします! 皆様のために今後使わせていただきます!