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OWNDAYSのEYE CAMPという取り組みはCSVのモデルケースだと思う。

(時間がないため今日は短めで)

破天荒フェニックスを読んでからすっかりオンデーズファンとなってしまった僕は、本を知人に勧め、メガネをオンデーズで新調し、田中社長のカンファレンスに行くくらい虜になってしまった。
特に本書の中にも記載のあったEYE CAMPは本当に良い取り組みだと思う。

**(EYE CAMPサイトより)**OWNDAYSに関わる全ての人が豊かになることです。今現在、世界には視力矯正が必要とされる人が約40億人いるといわれています。しかしながら、その半分以上の人々が「近くに眼科検診を受ける施設がない」「経済的余裕がない」などの理由で視力を矯正することができていません。たくさんの人々が、視力に問題があるにもかかわらず、必要な措置をとることができずに今も尚、不自由な生活を送っている現実…。

私たちは思いました。今、なにかできることはないだろうか。私たちに課せられた使命とは…。世界を変えることなんて出来ないかもしれない。全ての人を救うことなんて無理かもしれない。でも、何もしなければ、何も起きない。

OWNDAYSのメガネが誰かの手に渡るとき、その人の見る明日は今までの景色とは違うかもしれないから。

この取組は2011年3月の東日本大震災発生時にオンデーズ社員の有志で始まったらしい。

始めた本人たちは「なにか役に立つ仕事がしたい」という一心で始めたのかもしれないけれど、これこそCSVの走りだなぁと思った。

CSVとはCSV (Creating Shared Value)とは、2011年にハーバードビジネススクールの教授であるマイケル・E・ポーター氏とマーク・R・クラマー研究員が発表した論文『Creating Shared Value』(邦題『経済的価値と社会的価値を同時実現する共通価値の戦略』)で提唱されたものです。

日本では、「共通価値」「共有価値」などと訳され、CSR(Corporate Social Responsibility)の発展形と言われることもありますが、ポーター教授いわく、CSVとCSRは似て非なるものです。

CSVは、企業にとって負担になるものではなく、社会的な課題を自社の強みで解決することで、企業の持続的な成長へとつなげていく差別化戦略なのです。

これまでCSR(企業の社会的責任)って直接売上に繋がらないことが多かったけど、CSVは社会的な課題を解決しながら、売上にも繋がっちゃう、そんな貢献スタイルだと感じています。

yappliのカンファレンスでも田中社長が盲導犬協会とタイアップして、盲導犬のハーネスにオンデーズのクレジットを入れると話をしていた。
これも社会的課題(盲導犬を増やす・維持する)を解決しながらもしっかり広告訴求もしてしまう良い手法だと思う。

もう広告メディアに載せることだけが広告ではなくて、どんな面・手法でも広告が出せる時代になった。
さらに広告が増えることで、嫌われてきているのも事実。

だからCSVを新しい広告手法として使っていくことこそ、社会課題解消・社会責任を全うすることによる承認欲求充足にもつながり、さらに広告にまでなってしまう、最強のファンベースツールになりそうだ。

おわり。

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