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猫アレルギーだけど猫が好き。

こんにちは、まこてぃです。

先週は、猫関連の本を読んでいたら無性に愛猫に会いたくなり急遽実家へ。文鳥も飼っているのでペット達に癒されてきました!

動物ってなんであんなに癒し効果があるんだろう。ムツゴロウさんになってみたな。

では、140〜149冊目の本の紹介です。

140、『文豪の猫』 アリソン・ナスタシ(著)

本屋で見つけて一目惚れ。オブジェとしても良さそう。表紙は『ティファニーで朝食を』作者のトルーマン・カポーティ。
チャールズ・ブコウスキーやヘミングウェイも登場するが、多くの作家が猫を愛していたことが分かる。私も猫に会いたくなったから実家へ帰ろうっと。

141、『苦しみの手放し方』 大愚 元勝(著)

仏教にもとづいて、お釈迦様の教えから人間の悩みを説いている本。
私も親戚に住職さんがいるから、幼い頃から仏様に触れる機会は多く、実際に祖父が亡くなって辛い時期にも、お釈迦様の言葉で救われた感覚があった。

人は悩んでどうしようもない時期に対面するとき、自分だけではないと考えることは大事かもしれない。
過去に執着せず、過去は手放していくことで、今を精一杯に生きることができる。自分の内側で湧いてくる感情をしっかり聴いて、どんな人にも愛だけを表現していきたいなと思った。

瞑想とか座禅って色んな本で紹介されてるんだよね。そんなにメンタルに効くのかな。私はボーッとしてることが多いから、それでもいいかな。(笑)

142、『家畜人ヤプー〈上 ポーリーンの巻〉』 沼 正三(著)

1992年版のものを少し読んだが、漫画の方が読みやすそう。とりあえず発想がやばい。(笑)三島由紀夫が発掘したと言われている。風俗誌に連載されていた、戦後最大の奇書。本名:天野哲夫。

143、『愛とは、怖れを手ばなすこと』 ジェラルド・G・ジャンポルスキー(著)

精神科医のジャンポルスキー博士が、ヒーリングのワークショップにて体験してきたことを踏まえながら、愛を与えることについてレッスン形式で書かれている。

人間の感情は、愛と怖れの2つしかない。相手に怒りや不安、怖れの感情が湧いてきた時は、それは相手が自分の鏡だと考える。自分の中にそういったネガティブな感情があると、相手にもそう感じてしまう。
そういった時は、ネガティブの感情を心のゴミ箱に捨て、愛だけを与えることで自分も愛を受けることができる。自分が愛に包まれている。愛を与える人間になる。

以前、知り合いが海外でぼったくりに合いそうになった時に怒りの感情ではなくて「お互いがいい気持ちになるように行動する」と言っていたことを思い出した。
自分が嫌な気持ちを持って相手に接した時、その後の未来もネガティブな感情が残ってしまうが、「今」が幸せな気持ちでいれば、「過去」と「未来」も幸せな愛で包まれる。マザーテレサのような人間になりたい。

144、『感染症の世界史』 石 弘之(著)

日本からの輸出タイヤに進入しした蚊(ボウフラ)が、米国へ密入国してデング熱が流行したケースもある。虫も繁殖するために密入国もする、やはり生物なんだなと関心した。

人間の防御反応はその国や地域によって適応されるようにできている。人間が皆んな同じように治療して、改善するわけではない。(詳細はp.70)

今まで森の奥底で隠れて暮らしていたウイルスや細菌は、貪欲な人間による環境破壊のせいで住む場所がなくなり、外へ出ざるを得なくなっている。ウイルスたちも自分たちが生存し続けるために必死なんだな。
でも、コロナウイルスもそうだけど「人間も簡単には死ねないから、ウイルスちゃんたちごめんね」って感じ。

145、『負債と報いー豊かさの影』 マーガレット・アトウッド(著)

アトウッドは「負債とは清算されるもの」として論じている。人間の欲望による負債によって、環境が破壊されていることも分かる。
最終章でスクルージは、夢の中で過去・現在・未来の世界を空から見ることになるが、それは全て人間の行いによって変化している。森林伐採や大量漁獲など、人間にとって本当に必要なものなのか。

日本では人口減少が進んでいるにも関わらず、毎日のように新しいビルやマンションが作られている。本当はもっと環境のために、未来のためにするべき問題がたくさんあるのではないかと疑問に思った。

146、『弱くても最速で成長できる ズボラPDCA』 北原 孝彦(著)

北原さんは、セミナーにて聴講させてもらったことがあるが、とにかく熱い人。ブラックと言われている美容業界にて、週休3日制の美容室を100店舗以上にまで拡げている。

ズボラとかPDCAってあんま好きじゃないけど、今回は「弱い人の弱い人のためのPDCA!」っていう感じ。私みたいなビジネス無知みたいな人でも読みやすい。ぜひ書店へ。(笑)

147、『あなたは、誰かの大切な人』 原田 マハ(著)

やはり原田マハさんは面白くて、つい読み進めたくなる。
この本は6編に分かれていて、それぞれのストーリーの主人公は全て女性で、自分の人生を生きている。結婚したり、離婚したり、両親と別れたり。他国に故郷と呼べるような場所や人が居たり。
生涯独身で生きようと決意して、自分の人生を謳歌している中にも、必ず支えてくれる誰かがいて、また、自分も誰かにとっての大切な存在となっている。自分を大切に思うことで、他人を大切に思うこともできる。

色んな生き方があっていいんだなということを改めて感じた。未来はわからなくとも、人は本当の意味での孤独になることはないし、心で繋がっている誰かが必ずそばにいるんだと思うと、なんとなく安堵の思いがした。

148、『猫鳴り』 沼田まほかる(著)

子供を授かることのできなかった夫婦の目の前に、捨て猫のモンが現れる。信枝は産むことのできなかった子と重ねてしまい、仔猫だったモンを何度も森林の中へ捨てに行く。色々な葛藤のうち、夫の藤治に見つけられたモンを飼うことになる。信枝が亡くなったあと、藤治とモンが一緒に暮らしていく中で、モンは死に向かっていく。

終末期を迎えたモンにとって、どんなことをしてやったらいいのか、藤治自身がモンの死を受け入れられず悩む。モンは死の覚悟ができているのかもしれない、穏やかに死に向かっていきたいのだということに気付いた時、藤治自身も穏やかに過ごせるようになっていく。

モンはペットであるが、愛する家族が死に向かっていく過程において、辛いのは本人だけではなく家族もなのだ。看護師をやっている時の感情を思い出した。

149、『日本国憲法』 松本 弦人(編集)

六本木の蔦屋書店にて、「憲法の本なんて」と思いながら手にとってみたら、吸い込まれた。見開きページには憲法とその英文・注釈、さらに有名作家によるアートまで記載されていて、インプットの量が盛り沢山。
生存権のあるおかげで日本ではまず生命は保たれている、ということを以前知り、憲法を知っていれば、より生きやすくなると思っていたので、ちょうど良い本に出会えた。

コロナ騒動によって美術館などの公共施設はほとんど休館になり、インスピレーションを受ける場所がなくて寂しいな、とがっかりしていました。

しかし、最近のブックカフェが面白い!

蔦屋書店をはじめとしたブックカフェは、それぞれの場所によって、置かれている本やインテリアにも個別性が見られるので、時間を忘れて散策することができます。

自分に合ったブックカフェを見つけてゆっくり読書の時間を過ごすのは最高ですね。

それでは、今日はこの辺で!ありがとうございました。


MAKO

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